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【三島・福太郎本舗】名物「福太郎餅」に夏商品! 三嶋大社を参拝したら縁起餅&かき氷で一服

静岡・三島市の三嶋大社の境内にある「福太郎本舗」では、三嶋大社の神事に登場する福太郎をモチーフにした名物「福太郎餅」が売られています。9月いっぱい提供されている夏バージョン「福太郎氷」も食べてみました。

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三嶋大社前から延びる鎌倉街道

いつも見慣れた街並みも1本裏に入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。今回訪れたのは三島市の中心地、三嶋大社から西へ延びる歴史街道「鎌倉古道」です。

年間300万人が訪れる三嶋大社からスタート

三嶋大社と刻まれた石柱

鎌倉古道を巡る旅は、三嶋大社からスタート。三嶋大社は奈良・平安時代の書物にもその名が刻まれる由緒ある神社です。

源頼朝が源氏再興を祈願したことで知られ、その後多くの武将からも崇敬を集めてきました。現在では年間300万人もの参拝客が訪れる観光名所となっています。

三嶋大社(三島市大宮町)の拝殿

境内を歩いていると、頼朝が百日祈願をした際に、従者の安達藤九郎盛永が控えていた松があったり、源頼朝が腰掛けたと伝わる「腰掛石」があったり。

腰掛石は頼朝と政子が祈願の際に腰掛けて休んだと伝わる石です。「ご自由におかけください」と記されています。

源頼朝と政子の腰掛石

「ご自由に」とは、歴史的なものにしては珍しいので、せっかくだから座ってみました。

意外にもしっくりきて、何百年も前の歴史的人物が座った場所に自分も座っているという不思議な気持ちになります。

腰掛石の説明書き

三嶋大社名物「福太郎餅」

参拝を終え、三嶋大社の境内の一角にある「福太郎本舗」へ向かいます。

看板商品として店頭を飾るのは、三嶋大社名物の「福太郎餅」。

福太郎本舗の外観

福太郎とは誰のことなのでしょうか。

福太郎本舗 店員・諏訪部和乃さん:
福太郎は、御田打ち(おたうち)祭という1月7日に行われる神事の主人公です。黒いおきなの面を着けて登場します

黒い面が福太郎

名物の「福太郎餅(お茶付き250円)」は、緑色の草餅にあんがのった縁起物のお餅です。

あんこを福太郎の烏帽子(えぼし)に見立てたという福太郎餅。ちょっとリーゼントっぽくも見えますね。

箱入りで売られていますが、餅が2個と緑茶の付いたセットはその場で食べられて250円です。

福太郎餅(お茶付き250円)

草餅を使う理由について聞いてみました。

福太郎本舗・諏訪部さん:
ヨモギは昔から邪気を払うと言われています。お餅は生命力を宿すとされ、縁起のよいものなんです

セットのお茶は沼津産。お茶の香りが豊かです。

箱入りの福太郎餅はお土産に

夏季限定! 抹茶ミルクの「福太郎氷」

福太郎餅だけでなく、期間限定で「福太郎氷(600円)」というかき氷も提供しています。夏の暑い時期には特に人気の商品です。

福太郎本舗・諏訪部さん:
抹茶とミルクのかき氷の上に福太郎餅が2つ乗っております

福太郎氷(600円)

抹茶ミルクのかき氷は、冷たさの中にも抹茶の風味が感じられる一品。福太郎餅を冷たい状態で食べると、また違った味わいを楽しむことができます。

もし抹茶が苦手でも、「イチゴミルク(450円)」などスタンダードなかき氷に福太郎餅をのせるリクエストができるそうです。

福太郎本舗・諏訪部さん

かき氷は9月いっぱいの提供です。

三嶋大社参拝の際は、ぜひ境内にある福太郎本舗にも立ち寄ってみてください。三嶋大社の神事に由来する縁起のよい福太郎餅で、さらに笑顔になれそうです。

■店名 三嶋大社 福太郎本舗
■住所 静岡県三島市大宮町2-1-5
■営業時間 平日 8:00~16:30
      土日祝日 8:00~16:45
■問合せ 055-981-2900

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