喫茶スイの外観
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【葵区・喫茶スイ】こんな場所に喫茶店? 安倍街道の裏路地で発見 本格コーヒーと硬めのプリン

静岡市葵区の北部の郊外にある、穴場の喫茶店「喫茶スイ」。なぜこんな場所に、という住宅地にあります。店主が自らの手で店を改装し、こだわりのコーヒーやスイーツを提供。暑い日には特製かき氷で涼んでみてはいかがでしょうか。

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安倍街道から路地に入った住宅にある(静岡市葵区牛妻)

いつも歩く通りも1本裏へ入れば、そこは別世界。静岡県民も必見の裏スポットを巡ります。今回は静岡浅間神社から北へのびる「安倍街道」を歩いています。

知らないと着けなそうな「喫茶スイ」

安倍街道を北へ、新東名を越えてさらに歩いていきます。牛妻まで来て、裏路地に入るとすぐ見つけたのは「喫茶スイ」。

喫茶スイの外観
喫茶スイ(静岡市葵区牛妻)

外観は緑が茂り、味わい深い民家ですが、「営業中」の赤いのぼりが出ているので、お店とわかります。

建物に足を踏み入れると、手作り感が感じられる空間でした。白い木のベンチに、パステル調のブルーの脚のテーブルが4つ。緑の葉が店内を飾ります。

喫茶スイの店内

棚にはマンガも置かれていて、ゆっくり時間が過ごせそうです。

自宅を半年かけて自分の手で改装した店主

この喫茶店を営むのは福井賢一さん。元々は建設現場の監督をしていましたが、退職を機に妻の後押しもあってカフェをオープンしました。

喫茶スイ・店主の福井賢一さん

喫茶スイ・福井賢一さん:
ここは自宅兼喫茶店です。元々は倉庫だった所を改装して喫茶店にしました。半年ぐらいかかりました

福井さんの第2の人生のステージ「喫茶スイ」は、手作り感あふれるあたたかい空間となっています。

喫茶スイの店内

人気メニューはコーヒーと硬めのプリン

喫茶スイの人気メニューは「プリン(300円)」と「コーヒー(400円)」。基本的にコーヒーのお店なので、コーヒーへのこだわりは特別です。

福井さんのコーヒーは、苦みが強すぎず、柔らかな味わいです。

コーヒー(400円) プリン(300円)

喫茶スイ・福井賢一さん:
コーヒーの柔らかみとか香りを楽しむことがメイン。「あ、コーヒーだな」ぐらいの感覚で飲めるよう入れています

一緒に食べるプリンは、カラメルソースがプリン全体にまとわりついて、口に入れると卵の甘みを感じます。

プリン

プリンは硬め。食感はしっかりしていながら滑らかです。

夏にはかき氷「ダブルいちご」

暑い夏の日には、喫茶スイのかき氷「ダブルいちご(600円)」がおすすめです。普通のイチゴ味のかき氷とは違う、特別なかき氷なんです。

ダブルいちご(600円)

その名の通り、イチゴを2回に楽しめるスイーツです。

まず下の部分の氷自体がイチゴ味。そして上にはイチゴジャムのシャーベットがのっています。

かき氷を一口頬張ると、甘みと酸味が口いっぱいに広がります。

ダブルいちご

ザクザク系ではなく、ふわふわとした氷の食感も特徴的。「イチゴ200%」と表現したくなるほど、濃厚なかき氷でした。

店主の意外な一面は劇団活動

こだわりのコーヒーを入れる福井さんですが、実は意外な一面も持っています。それは劇団を主宰していること。

喫茶スイ・福井賢一さん:
自分、劇団を持ってまして。台本も自分で書きます

劇団「超歌劇団」の活動の写真

この意外な告白に驚きを隠せません。福井さんは劇団「超歌劇団」の団長を務め、脚本と演出の全てを手がけています。さらに自ら舞台に立つのです。

喫茶スイ・福井賢一さん:
コロナでお芝居ができない時にここを劇場にしてしまおうと。配信設備も整えました。

さらに驚くべきことに、カフェの裏側にある空間を劇場として活用。

喫茶店の奥にある劇場

コロナ禍で劇場が閉まってしまうなら、自分の店を劇場にしてしまおうと、発想の転換で乗り切ったそうです。

現在も月に1回ほどのペースで配信を行っています。新作も定期的に発表。

カフェのマスターでありながら劇団主宰者という2つの顔を持つ福井さんでした。

■店名 喫茶スイ
■住所 静岡市葵区牛妻340-1
■営業時間 10:00~19:00
■定休 月
■問合せ 080-4965-8242

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