トマトの飲むヨーグルトとトマトスムージー
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【清水区・川村農園】絶品トマトのドリンク 江戸時代から続く12代目農家の隠れ家カフェ

静岡市清水区、三保半島の住宅街に隠れ家カフェ「川村農園」があります。トマト農家が営むカフェで、自家製トマトのドリンクやレトロな特製プリンが楽しめます。

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川村農園の外観

いつも見慣れた街並みも裏を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。今回訪れたのは静岡市清水区の三保半島の中央を貫く「三保街道」です。

住宅街に突如現れる農園カフェ

三保松原に近い御穂神社から半島の先端に向かって住宅街を歩いていきます。「川村農園」の看板が見えてきました。

本当にここに農園があるのでしょうか。住宅地にあるのに「農園」と名がついていることに興味を持ち、訪問してみることにしました。

川村農園直売所

路地に入っていくと見つけたのは2階建ての白いロッジ風の建物でした。

突然の訪問にもかかわらず、取材を快く受けてくれたのは、トマト農家の川村研史さんです。

川村農園 オーナー・川村研史さん:
農園はちょっと離れたところにあります。ここは直売所です

川村農園・川村研史さん

御穂神社から歩いて5分ほどの場所に位置するこの「川村農園」は、農家が営む直売所。カフェを兼ねています。

トマト農家が作る絶品ドリンクに舌鼓

川村さんによると、農園の現場は少し離れたところにあり、収穫したトマトやその加工品を、この直売所で販売しているそうです。

棚には「とまとジャム」や「トマトソース」といった、トマトの加工品が並びます。

棚に並ぶトマトソースなどのビン

川村農園・川村さん:
うちでレシピを考えて、あんこ屋さんに持って行って、製餡所で手作りで作ってもらいます

カフェは土・日・祝日だけ営業しています。

店内に入ると、木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気。壁には木の板が張られ、まきストーブと大きな窓があります。

川村農園カフェの店内

メニューボードにはさまざまなドリンクやフードが書かれています。

・トマトジュース(400円)
・いちごジュース(500円)
・トマトスムージー(680円)
・スパイシーChaiスムージー(680円) など

暑い夏の日にぴったりのメニューとして、川村さんは特製のトマトドリンクを勧めてくれました。

トマトスムージー(680円)」と「飲むヨーグルト イエロートマトジャム(480円)」の2種類です。

トマトの飲むヨーグルトとトマトスムージー
左)飲むヨーグルト イエロートマトジャム(480円) 右)トマトスムージー(680円)

まず飲んだのはトマトスムージー。甘くておいしく、とても飲みやすい爽やかな味わいです。スムージーに入っているレモンも自家製です。

川村農園・川村さん:
テンサイ糖というものも少し入ります。砂糖大根と言われているものです

黄色いトマトのジャムが入った飲むヨーグルトもまた格別。

トマト特有の酸味とヨーグルトの酸味が絶妙にマッチし、甘ウマでした。

12代目の息子が作る注目メニュー「レトロぷりん」

次に紹介してもらったのは、「レトロぷりん バニラアイスのせ(750円)」。

地元のブランド卵「美黄卵(びおうらん)」を使ったプリンで、上にはバニラアイスが、その上にさらにカラメルソースがかかっています。

レトロぷりんバニラアイスのせ(750円)

まさに“ほっぺた落ちちゃう”プリンを作っているのは、26歳になる川村さんの息子だそうです。3年前から川村農園で働いています。

ところで、川村さんは家業を継いだ「12代目」だといいます。

川村農園は江戸時代の中期、元禄の頃から続いてきた農家なのです。

川村農園 オーナー・川村研史さん

受け継がれてきた農園を守り、13代目となる息子も就農して3年目。

伝統を守りながらも、カフェという新しい形で地域に貢献している川村農園は、トマト農家としての誇りと、おもてなしの心が感じられるすてきな空間でした。

■店名 川村農園
■住所 静岡市清水区三保1815
■営業時間 13:00~18:00
■定休 年始※カフェは月~金
■問合せ 054-334-0789

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