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静岡市の繁華街、七間町通り近くにある「静岡おでん串焼き むそう」。人気メニューは誰もが驚く“そそり立つダイコン”のおでん。常連客に人気のメニューも調査しました。
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いつも通る表通りから1本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見のスポットを巡ります。今回は静岡市の繁華街、県庁前から延びる七間町通りを散策します。
明るい女将の「おでん」と「串焼き」の店
七間町通りのホテルウィングインターナショナルの角を北へ。
細い道に入って歩いていくと、ちょうちんに「静岡おでん」と書かれた看板を発見しました。
「静岡おでん串焼き むそう」です。

お店のなかに入ってみると、笑顔がすてきな女将の和田裕香子さんと、店主の阪本健介さんが出迎えてくれました。
思わずこちらも笑顔になってしまうほど活気があふれる店内です。

メインに扱うのは、店名の通り「おでん」と「串焼き」です。
静岡おでんの真髄を味わう盛り合わせ
おでんの盛り合わせは6本盛り、12本盛り、そして無双盛りがあります。
さっそく、お店の1番人気メニューである、「おでん盛り合わせ(6本・990円)」を注文。
内容はお任せですが、静岡おでんの代表格・黒はんぺんと牛すじも入っていました。

注目すべきは、静岡おでんの特徴である「だし粉」。これは魚を粉末にしたもので、おでんにかけて食べるのが静岡流です。
むそう 女将・和田裕香子さん:
静岡おでんの特徴ですね。お店によってだし粉の配合が違います。だし粉だけを欲しいという人もいます
食べる直前にかけると、だし粉の風味がより際立ちます。黒はんぺんはうま味が凝縮されており、牛すじとともに、このお店の人気の具材となっています。

問答無用で出てくる衝撃のダイコン
黒はんぺん、牛すじとともに人気メニューである「大根(385円)」も食べてみることに。
出てきたその姿に「何コレ?!」と笑いがこみ上げます。
女将いわく「笑顔にするダイコン」なのだそうです。

むそう 店主・阪本健介さん:
問答無用でこのサイズが出てきます。「大根」を目当てにくる人も少なくないですね
半分に切ってみると、中までしっかり味が染みているのがわかりますが、見た目は「崖」。

このダイコンは、甘みそと一緒に食べるのがポイント。ダイコンの水分とおでんのだし、甘みその甘さと辛さの具合が絶妙です。
むそう 店主・阪本健介さん:
違う店舗で大きめのダイコンを見て、大きめで行こうと思いました。どんどん大きくなって、その頃の5倍ぐらいになってます

最初の計算とは違って、どんどん大きくなっていったというダイコン。注文すると問答無用でこの巨大なダイコンが提供され、初めての人は必ず驚くそうです。
このダイコンを目当てに来る人がいるのも納得の大きさです。
常連が頼む白い人気2メニュー
続いては常連さんがよく頼む、人気のメニューがあるということで、注文してみました。
出てきたのは「白レバー(2本・550円)」と白い「渾身のだし巻き玉子(968円)」。

白レバーは、クリームがこぼれ出るようなとろっとした食感。全く臭みがなく、フォアグラのような味わいが特徴です。
むそう 店主・阪本健介さん:
フォアグラみたいなイメージで、脂が乗ったレバーです。特別に扱っているので、入荷してこないときもあります

そして真っ白な「渾身のだし巻き玉子」は、見た目の美しさだけでなく、後から卵のうま味が追いかけてきます。
むそう 店主・阪本健介さん:
卵の黄身が白いんです。お米を餌にして鶏を育てている農家さんがありまして、そこから頂いています。他のお店ではまずやっていません
完売してしまうこともあって、白レバーよりも会える確率は少ないそうです。

静岡の繁華街・七間町通りから一歩裏に入ると、元気な女将と店主、そしておいしい静岡おでんとの出会いが待っていました。
静岡おでんは観光客にも人気ですが、地元の人が通う隠れた名店で食べる静岡おでんは、また格別の味わいがあります。ぜひ味わってみてください。
■店名 静岡おでん串焼き むそう
■住所 静岡市葵区七間町7-10
■営業時間 15:00~23:00 (LO 22:30)
■定休 不定 (インスタグラム要確認)
■問合せ 054-204-9486
■駐車場 なし
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