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【島田・プラザロコ】SLの世界を味わう博物館&「黒アイス」は上品な大人チョコ味

静岡・島田市にある大井川鉄道の拠点・新金谷駅に併設された「プラザロコ」は、SL好きでなくても楽しいスポット。SL運転席体験ができ、珍しい鉄道グッズもあります。必食なのが、石炭をイメージした真っ黒なアイスです。

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国の有形文化財にも登録された新金谷駅

新金谷駅

島田市を流れる大井川の西側、金谷駅周辺を散歩していると、大井川鉄道の拠点「新金谷駅」にたどり着きました。

大井川鉄道は先日大きな節目を迎えたばかり。

2025年3月でちょうど100周年を迎え、メモリアルイヤーなのです。

登録有形文化財のプレート

駅舎は開業当時の面影を残し、国の有形文化財にも登録されています。駅舎の看板や時計からも、歴史の重みが感じられます。

プラザロコでSL運転席に乗ってみよう

SLの出発までまだ時間があるので、新金谷駅の目の前にある「プラザロコ」に寄ってみました。

プラザロコの外観
プラザロコ(島田市金谷東)

案内してくれたのは広報の新堀絵理さんです。

店内に入るとすぐに、蒸気機関車が目に飛び込んできます。

少し小さめな印象ですが、実際のサイズのSLなのでしょうか。

展示されているSL

大井川鉄道 広報・新堀絵理さん:
いつものSLより小さいと思うんですが、実際に昭和の後半までは運行していました

この蒸気機関車は、100年以上前の1921年にドイツで製造された車両でした。

うれしいことに運転席に乗れるよう、階段が付いています。

実際に運転席に立ってみると、たくさんのレバーやメーターが並んでいます。すべてが本物そのままの状態で保存されていました。

大井川鉄道 広報・新堀さん:
もしかしたら、ない部品もあるかもしれないんですけど、極力運行当時の状態に近づけてあります

運転席の内部

運転席の前には石炭を入れる火室があります。

大井川鉄道 広報・新堀さん:
ここに石炭を入れてSLは運行します。実際はそこが真っ赤に燃えていて、運転席の中もけっこう熱いんですよ

SLの運転手は、運転だけでなく石炭を入れる作業もするので、かなりの力仕事なのだそうです。

石炭を投入する火室

SL鉄道グッズがズラリ

プラザロコの店内には、大井川鉄道オリジナルグッズなどを販売するお土産コーナーも併設されています。

その中で目を引いたのが、木製の「汽笛ふえ C108(880円)」。

汽笛ふえ C108(880円)

吹いてみると、プラスチック製のものと比べて優しい音色が響きます。

また、停車駅の一つである「合格駅」にちなんだグッズもあります。

SLや電車が走る際に“滑り止め”として使われる砂が入った小袋「すべらない砂(200円)」は、受験生のお守りとして人気だそうです。

すべらない砂(200円)

大井川鉄道 広報・新堀さん:
芸人さんとかも買ってかれる方いらっしゃいます

確かに! 芸人さんはすべりたくないでしょうね。

真っ黒なアイスの意外な味わい

そしてもう一つ、新堀さんおすすめのオリジナル商品が「SL黒アイス(380円)」。天神屋と大井川鉄道のコラボ商品です。

SL黒アイス(380円)

SLの車体と石炭の黒をイメージした真っ黒なアイス。

見た目からは想像できないその黒の正体は、意外にもチョコレート味でした。

実はチョコレート味

大井川鉄道 広報・新堀さん:
結構上品な感じのほろ苦いチョコレート味だと思います

見た目とは裏腹に、大人のチョコレートのような上品な甘さが広がる「SL黒アイス」。訪れた際はぜひ味わってみてください。

プラザロコのお土産コーナー

プラザロコは単なる土産物店ではなく、100年以上前の蒸気機関車に触れる博物館的な空間と、鉄道ならではの珍しいグッズがそろうショップが融合した場所です。

そこは大人も子供も心躍る、鉄道の旅の始まりでした。

■店名 プラザロコ
■住所 静岡県島田市金谷東2丁目1112-2
■営業時間 9:00~15:30※SL運転日は~17:00
■定休 不定休
■問合せ 0547-45-4112

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