
職員用の端末管理システムを不正に使って、人事異動に関する内部情報を閲覧したなどとして、沼津市は4月8日付で職員4人に対して懲戒処分を行いました。
4月8日付で停職2カ月の懲戒処分となったのは沼津市ICT推進課に所属する男性主事(20代)で、2024年8月から2025年3月にかけて職員用の端末管理システムを不正に使用し、人事異動などに関する内部情報を閲覧したほか、その内容を他の職員に漏らしました。
不正な閲覧は「内示が出る前に人事異動の内容を知っていた職員がいる」という内容の内部通報があったことで発覚し、聞き取りに対して男性主事は「興味本位だった」などと話しているということです。
また、市は同時期、同じように人事情報などを不正に閲覧した別の男性主事(20代)を減給6カ月(10分の1)としたほか、男性主任(30代)と男性係長(40代)をそれぞれ戒告処分としました。
3人もICT課に所属していて、このうち男性主事の不正閲覧は2000回以上に及んでいたことがわかっています。
沼津市は今後、端末管理システムを操作する際は上司への報告を義務付けることに加え、職員に対する倫理研修を実施する方針です。