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「春本番がやっとやってきた」サクラエビの春漁ようやく始まる 天候悪く水揚げ量は振るわなかったものの今後に期待

”駿河湾の宝石”サクラエビの春漁が始まり、静岡市清水区の由比港では4月3日朝に初競りが行われ、地元の飲食店では早速訪れた人たちが堪能していました。

由比港のサクラエビの競りの様子(4月3日)

3日朝、由比港に並んだのはピンク色に輝くサクラエビです。

威勢のいい掛け声とともに初競りが始まると港は活気づきました。

初日の水揚げ量は約4.2トンと2024年の2割ほどに留まり、由比漁港での平均価格は15kgで7万8000円余りと2024年の初競りより2万8000円ほど高くなっています。

ヤママル・片瀬裕一 専務:
期待していたよりも少なめでしたが、鮮度が良くこれからに期待したい

駿河湾のサクラエビは不漁が続き2020年には年間128トンまで落ち込みましたが、稚エビを取りすぎないなどの自主規制を設け2024年は年間529トンになるなど回復傾向にあります。

2日は悪天候で水温も低く量は多くありませんでしたが、関係者は今後への期待をにじませています。

由比港漁業協同組合・大石達也 組合長:
雨は降り風が吹く大変な中で操業したのであまり成果がなかったが、温度が上がればサクラエビの群れはまとまる傾向にある。これから(水温が)良くなれば漁もよくなると思う

本谷育美アナウンサー

本谷育美アナウンサー:
まずは贅沢に生のまま頂きます。ほんのりピンク色でつやつやです。噛むたびにえびのうまみと甘みが口いっぱいに広がってとってもおいしいです

店一番の人気のメニューは桜えび茶屋定食。

一度にいろいろなサクラエビ料理が堪能できます。

本谷育美アナウンサー:
サクラエビのかき揚げ頂きます。聞こえますか?サクッサクッです。サクラエビにあげた香ばしさが加わって、また違った味わいです。

3日は11時のオープンと同時に県内外から次々に客が訪れ旬の味を楽しんでいました。

来店客(東京から):
初めてです。こっちで有名なので1回寄ってみたいなと思って、食べてみたらおいしいですね

来店客(浜松から):
サクッサクッとしていて結構甘みもある

来店客(浜松から):
(生は)初めてじゃないけどあまり食べないので、来たかいがありました

桜えび茶屋・宮原良幸 料理長:
僕らにとっては春本番がやっとやって来たという感じですね。忙しくはなるけど、いろんな地方の方がここに集まってくれるので、サクラエビをめがけて楽しみにしています

サクラエビの春漁は6月5日まで行われ、由比の街もにぎわいそうです。

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