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静岡・沼津市に3月21日オープンした「Lumio(ルミオ)」は、海を眺めながら食事ができるイタリアンレストラン。早速訪れてみると抜群のリゾート感と目にも美しい絶品料理に感動。ディナータイムは少し早めに来店し、美しい夕陽を眺めながらが最高です!
【画像】記事中に掲載していない店内画像も! この記事のギャラリーページへすし店をリニューアルした和風な外観
沼津駅から千本浜海岸方面へ車で約7分。沼津市の千本郷林、「文学のみち」沿いにある、一見、和の雰囲気が漂う建物。

以前はおすしの名店だったそうです。
3月3日ひな祭りのオープンを目指していましたが、工事等の都合で3月21日にグランドオープン。
3月21日に「3・2・1GO!!」とスタートし、早くも話題となっているお店です。

駿河湾を一望する店内 おすすめの席
特に大きな看板はありませんが階段を上って2階が店舗です。
扉を開けると驚きの空間に、思わず「うわー!」と叫びました。

開放的なオーシャンビュー、空も海も青々として最高の癒し空間が広がっています。
ランチタイムは海を見ながらテーブル席で、ディナータイムはワイン片手に美しい夕日を堪能した後、コースのお食事はカウンター席がおすすめです。

カウンター席はオープンでシェフと対面しながらお料理を堪能できる特等席。
右手の厨房もガラス張りで、美しい料理を作り出す職人技に思わず見入ってしまいます。

入口正面に位置する部屋は、オーシャンビューの完全個室空間です。
家族の特別な記念日や、周囲に気兼ねなく友人とおしゃべりが弾む食事会にもってこいです。

天気が良い日にはワインを片手に美しい駿河湾への落陽を眺めることができます。
予約の際に日没時間の確認は必須。4月は午後5時半頃がベストタイムです。
この個室はどの席に座っても海が見えるので、特におすすめです。

店内中央に位置する空間は、大人数での利用も可能です。こちらは席の配置の都合で、海側が背中になる席があります。
センスが光る食器づかい

そして目にも美しい和食器。こちらは以前営業していたすし店から受け継いだものだそうです。重ね使いのテクニックでセンスの良さを感じます。

箸置きは小さな一輪挿しになっています。
この日はサクラの花がテーブルを彩りました。
コスパを実感 癒しのパスタランチ

ドリンクメニューにはワインの他に、地元沼津のクラフトビール「ONE DROP」が4種類、そしてウイスキーもキリンの富士御殿場蒸溜所「富士」やガイアフロー静岡蒸溜所などの、県内で作られたものがチョイスされています。
食材を地元産でこだわっているため、お酒も地の物が料理にピッタリ合うこと、間違いなしですね。

ランチは3500円のパスタコース。3種のパスタから選ぶ事ができます。
まずは、豪華な前菜が運ばれて来ました。あしたか牛のローストビーフや富士山サーモンなど、地元の食材がふんだんに使われています。
コースのスタートからコスパの良さを実感です。

「金目鯛のクラムチャウダー風」と「桜香る自家製フォカッチャ」はディナーコースにも提供されている人気メニューです。思わず「おかわり下さい!」と言いたくなる絶品スープでした。

メインのパスタ「赤いかと法蓮草のラグー」は、彩が華やかです。
イカのワタのコクがしっかりと感じられ、ホウレンソウの甘味を引き立てています。

「釜揚げシラスと春野菜のペペロンチーノレモンの香り」。こちらはペペロンチーノ特有のガーリック感が主張し過ぎず、名前の通り爽やかなレモンを感じます。
そして、とにかく野菜とシラスがパスタと同格のボリューム感で、ぜいたくな一品です。
コースの最後には、自家製ティラミスとコーヒー・ハーブティーを選ぶ事ができます。

ランチのアラカルト お肉もお魚も食べたい!
ランチタイムは、パスタコースの他にもアラカルトで魚料理「真鯛のアクアパッツァ(2000円)」と、肉料理の「静岡産 豚ヒレ肉のロースト(2000円)」があります。
メニューは季節によって変わります。

魚の皿「真鯛のアクアパッツァ」
しかし、せっかく来たのだから肉料理も魚料理も、どちらも食べたいという方のために、お魚とお肉両方が味わえる3500円のメニューもあります。
お値段も少しリーズナブルでボリュウームも抑えめなのでおすすめです。

肉の皿「静岡県産豚ヒレ肉のロースト」
2人でシェアしたい時には2つのお皿に盛り分けをしてくれる神対応です。
食材へのこだわり

コース料理にふんだん使われている三島で採れた野菜は、シェフが信頼する農家から取り寄せるこだわりの野菜です。
野菜売り場ではあまり見かけない珍しい野菜もありました。お味が気になります。

野菜は素材の味を重視したシンプルな調理法です。どの料理にもかなりのボリューム感で登場しメイン食材と主役を競い合う勢いです!
そして「幻の鶏」と呼ばれ料理人を魅了する「天城軍鶏」は、イタリア語で巻物を意味する郷土料理「ロトロ」と呼ばれる手の込んだ調理法で提供されていました。

目と鼻の先にある沼津港から仕入れる新鮮な鮮魚の料理はこの店の看板メニューと言っても過言ではありません。
ぜいたくな魚貝のだしが効いた魚料理は、スープの一滴も惜しく、思わずフォカッチャのおかわりをしたくなります。
どれも食材にかなりのこだわりを感じるディナーコース全9品(1万3500円)で堪能できます。
魚をさばく子供時代

鎌野一平シェフはイタリアンレストランを経営する父のもとに生まれ、子供の頃からキッチンに立ち、魚をさばいていたそうです。
高校を卒業し、父の店で働く傍らフレンチレストランでも料理を学びました。

20代で静岡県を代表するイタリアンレストランと言われた、クレマチスの丘「プリマヴェーラ」で腕を磨き、その後三島や御殿場のイタリアンレストラン、箱根や伊豆のホテルでも経験を積みました。
箱根のホテルでは和とイタリアンが融合した料理を提供し、それが重要なキャリアとなったそうです。
直近では1日1組限定の宿、伊豆の高級割烹旅館でシェフを務めていました。提供していたのは和テイストの割烹イタリアンだそうです。
最高のロケーションで最高のおもてなし

ルミオ・鎌野一平シェフ:
ワイン片手に夕日を楽しんでいただき、その後カウンターに移動して料理を楽しんでもらいたいです。ランチは予約なしでもフリーで入れます!
幼少期から料理とふれあい、数々の店で修業した鎌野シェフの集大成とも言える「Lumio」。
シェフを始めスタッフの皆さんから、お客様に最高のおもてなしをしたいという心遣いが伝わってきます。
お店のあちらこちらに細やかな演出がされており、非日常を感じる事ができる、すてきなお店でした。
■店名 Lumioルミオ
■住所 静岡県沼津市千本郷林1907-155
■営業時間 ランチ:1部11:30~13:00
2部13:15~14:45
ディナー:夕日が見え始めてから
■定休 水(貸切り等は応相談)
■問合せ 055-957-0170 またはインスタグラムのDM等も可
■駐車場 店舗前に有
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