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建設予定地については白紙に…津波浸水域に計画の”こども園” 市長は反省の弁 進め方を再検討へ

保育園と幼稚園を統合しこども園を新設する計画について、静岡県伊東市の小野市長は3月28日、津波浸水区域にある建設予定地について計画を白紙に戻すことを明らかにしました。

伊東市は宇佐美地区にある老朽化した保育園と園児が減っている幼稚園を統合し、新たに認定こども園を設置する計画を進めていて、有識者や議員でつくる協議会に諮問し議論が続けられてきました。

28日は小野達也 市長に対する中間答申が行われ、新たなこども園の設置は推進するものの建設地については場所の選定も含め継続審議とされました。

市が検討していた場所は海から150m離れたテニス場の跡地で、地震の際に津波が8分半で到達し水深50cmとなるおそれがあるため、保護者や教員から不安の声が上がり4000筆を超える反対署名が提出されていました。

伊東市・小野達也 市長:
今までの進め方の中に正確な情報を入れ込めていなかったことも含め反省をして、とにかくいったん白紙にすると

市は今後、こども園の施設のイメージや津波避難機能を具体化させた上で協議会に諮り、保護者や住民についても理解を得ながら進めていきたいとしています。

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