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消防隊員が殉職のビル火災で最終報告 難波市長「消防局の組織改革が必要」 当時の市の対応や消防の内部調査を痛烈非難

3年前、静岡市葵区のビル火災で消防隊員1人が殉職した事故をめぐり静岡市の難波市長は消防局の体制を非難し、「組織改革が必要」との認識を示しました。

消防隊員:
中がだいぶ熱い 120℃、水出そう

これは静岡市が3月17日に全面公開した当時の消防隊の活動の様子です。

3年前、葵区呉服町で起きたビル火災では静岡市消防局の隊員(当時37)が殉職しました。

その後、市の検証チームなどが公表した報告書について関係者や遺族から「不十分」との指摘があり、難波市長は改めて調査した最終報告書を17日に公表しました。

報告書では田辺前市長が率いていた当時の市の対応や消防局の内部調査に問題があったと指摘し、火元の情報が現場で共有されていなかったことも新たな事実として明らかにしました。

静岡市・難波喬司 市長:
事故調査報告書の公表以降にいろいろな証言が出てくることは、事故発生直後の聞き取り調査の範囲・方法に課題があったと考えられる

根本的な原因は消防局の内部調査に任せてしまった市の体制に問題があった最終報告を踏まえて、難波市長は消防局の組織改革を行う考えを示しています。

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