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静岡・東伊豆町が、タイの人気テレビ番組で町の魅力を発信しました。温泉、新鮮な海の幸など、“日本の魅力”が詰まった東伊豆町を、町長自らが熱く語ります。タイで17万人超の視聴者を獲得し、タイからの観光客増加へ期待が高まります。
日本通の司会者が“東伊豆トーク”
東伊豆町の魅力が放送されたのは、タイで最も視聴率の高い放送局の一つ「CH3(チャンネルスリー)」です。

タイの人気トークバラエティ番組「DD Life’s so good」で2024年11月末、特別企画「人生は最高~日本スペシャル週間~」が放送され、1時間まるごと静岡や東伊豆町について取り上げられました。
MCは日本通で知られるタイの人気司会者・ミックさん。ゲストは俳優の、ジョブ・タチャポンさんとイーワー・プリーヤカーンさんです。

番組内では、静岡県の富士山を望むスポットや、東伊豆町の伝統漁業であるキンメダイ漁がVTRで紹介されました。
浜の湯「旅館で日本文化を感じて」

番組では、東伊豆町稲取にある外国人観光客に人気の宿「浜の湯」も紹介されました。海に面した絶景温泉旅館の「浜の湯」。
鈴木達也専務が「浜の湯で日本の旅館文化を感じてください」とタイの視聴者に呼びかけました。

浜の湯・鈴木達也専務:
「食べるお宿」として売り出している旅館なので、夕食で提供するアワビの酒蒸しや、朝から出てくる舟盛り、そしてキンメの煮付けが自慢です。稲取のキンメは市場価値が高く、脂ののりが違います。旅館文化を堪能してほしいので、完全担当制の客室係がつきます
今では簡素化される傾向がある客室サービスですが、昔ながらの“仲居さん”がいるおもてなしは、インバウンド客に新鮮に映るに違いありません。

そして、海の目の前にある旅館なので8階の大浴場からは爽快な朝日が見られます。
条件が良ければ夜は、月の道=ムーンロードが海に浮かび上がるのを見ながら、温泉につかることができるそうです。

新鮮な空輸キンメダイを試食
また国内外の美食家に愛される高級深海魚キンメダイを、MCのミックさんやゲストが試食しました。
タイに空輸された静岡のキンメダイは、バンコクの割烹料理店で5種類の料理に変身。
お刺身、煮付け、照り焼き、塩焼き、すし。キンメの良さがそれぞれに感じられる料理です。

塩焼きを食べたMCのミックさんは「皮がパリパリで、とてもよい香りがします。静岡に行ったらぜひキンメダイを味わってください」と絶賛。
ジョブさんは照り焼きを食べ、「これはタイ人にとって親しみやすい味だと思います」と言って、ユズ胡椒を付けて味変も楽しみました。

伊豆半島は深海に近いことから、高級な深海魚キンメダイが水揚げされます。
中でも、東伊豆町稲取漁港はキンメダイの一大漁港。「稲取金目」というブランド名で知られ、市場価値が非常に高く、そのおいしさは格別だといいます。
東伊豆町はキンメの輸出拡大や、インバウンド客の誘致を目指しています。

東伊豆町長「東京から2時間弱の好立地」
番組には東伊豆町の岩井茂樹町長もVTRで出演し「春は雛のつるし飾りやサクラ、夏は海水浴に花火大会、秋は細野高原のススキをぜひ見ていただきたい」と、四季を通じて魅力があることをPRしました。
東伊豆町 ・岩井茂樹 町長:
東伊豆町というのは東京から特急に乗ると2時間少しで到着でき、あまり遠すぎもせず、近すぎもしない、自然豊かな町です。そしていくつか温泉地があります。タイの皆様にも楽しんでいただけるスポットがたくさんです

この番組はタイ国内で17万4千人に視聴され、インターネットの見逃し配信でも繰り返しタイの視聴者に東伊豆町の良さを広めています。
インバウンド客増加への効果はこれからですが、今回の番組がきっかけで、続編の番組企画やキンメダイ直輸入のルートの確立に向けた動きも出ています。
自然、温泉、美食に恵まれ、まさに日本の魅力が凝縮された東伊豆町。伊豆半島の小さな町が、世界に知られるきっかけになったのではないでしょうか。
sponsored by 東伊豆町観光協会
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