地震や火災などに備え救出・救助の技術を高めようと、警察と消防が1月23日に静岡県浜松市で解体予定の建物を使った実践的な訓練を行いました。
訓練は解体予定の警察の公舎を災害現場に見立てて行われました。
大地震で建物が倒壊し、2階に取り残された人がいるという想定です。
参加した警察と消防の救助隊員はエンジンカッターやハンマーを使って隣の部屋へ向かうルートを切り開いていきます。
壁に穴をあけ、救助を待つ人のところへたどり着くとハシゴを使って地上へとゆっくり降ろし、搬送するまでの手順を確認しました。
それぞれの役割や連携、救助技術を学ぶ機会になったようです。
浜北警察署・淵ノ上善英 警備課長:
実際の構造物を使った連携訓練は機会が少ない。現場でのやり方・声のかけ方が勉強になった。災害は激甚化・頻発化している。我々も日々想像と備えをしっかりしていきたい
警察と消防は今後もさまざまな想定をした訓練を重ね、スキル向上を目指したいとしています。