1月3日、静岡県御前崎市の神社で約10万円が盗まれる賽銭泥棒が発生しました。犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。
御前崎市の神社で防犯カメラに映し出されていたのは賽銭箱を物色し小銭をかき集める泥棒の姿です。
1200年以上の歴史を持ち、市の有形文化財にも指定されている白羽神社。
この由緒正しき神社で罰当たりな事件が発生しました。
白羽神社・高山國臣 宮司:
こちらの建物が拝殿(本殿)という場所だが、あそこに防犯カメラがある。あのカメラで賽銭箱を映している
1月3日午前2時過ぎ、本殿に侵入した1人の人物が賽銭箱の前でのぞき込むようなしぐさを見せると、引き出しを開け、中にある小銭をかき集めます。
しかし、手当たり次第に持ち去るのかと思いきやしゃがんだまま何かを選別する様子を見せていました。
白羽神社・高山國臣 宮司:
中に賽銭が散らばっている。あれをまとめて、しかも余裕のある素振りで大きいお金、硬貨だけを選んでいる
白羽神社・高山國臣 宮司:
(Q.防犯カメラ作動中のステッカーはずっと前から?)
ずっと前から貼っている。犯行当時も貼っている。防犯カメラの存在はわかっているのではないか?
選んだお金を集めその場を立ち去った泥棒。
しかし約5分後、本殿の賽銭箱から金を盗んだ人物は約20メートル離れた社務所の窓ガラスを割って中に侵入したとみられています。
賽銭だけでは飽き足らなかったのか、社務所に侵入した泥棒は釣銭用の現金約10万円を盗み取っていきました。
白羽神社・高山國臣 宮司:
本当に自分の欲望だけで人の金を盗む、あるいは神様の金を盗むというのは人間は許しても神様は許してくれない。一刻も早く自首してくれることを願っている
警察は防犯カメラの映像を確認するなど窃盗事件として捜査しています。