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【王将戦七番勝負第1局】藤井七冠が1日目午前に選んだ「よこすかしろ羊かん」大反響 掛川の味を知ってもらう機会になれば

王将戦の対局を前に1月11日に開かれた前夜祭。静岡県掛川市での対局が今回で3回目となる藤井七冠は、会場に集まった約200人を前に意気込みを語りました。

藤井聡太 七冠:
一手一手しっかりと深く読みを入れて、内容の充実した将棋が指せるよう全力を尽くしたい

対局初日の12日、大盤解説会の会場には県内外から将棋ファンが訪れ、プロ棋士による解説にじっくり耳を傾けながら熱戦を見守っていました。

都内からの観戦者:
藤井 七冠のファンなので、掛川での初戦を制してほしい

愛知県からの観戦者:
こんな素晴らしい環境で解説を聞くことができて、とても楽しみ

浜松市からの観戦者:
どちらが勝ってもすごく楽しみにしているので、熱戦を期待したい

そして毎回 勝敗と共に注目を集めるのが対局中の「勝負めし」や「おやつ」です。

1日目の午前に藤井七冠がおやつに選んだのは「よこすかしろ羊かん」。翌日の朝、販売する和菓子店を訪ねてみると…。

菓子司しみづ・鈴木雅之さん:
よこすかしろ羊かん、売れちゃったんですよ。完売で

名物の太鼓最中が人気の創業70年を超える「菓子司 しみづ」。

藤井七冠が選んだ「よこすかしろ羊かん」は1日に5本程度が売れる商品ですが、12日は用意していた30本ほどが完売しました。

この羊かんは作るのに2日以上かかるため、13日も完売のままでした。

菓子司 しみづ・鈴木雅之さん:
びっくりした。(問い合わせの)電話もあったし、お客さんもSNSを見て寄ってきて、あるものは全部売れた。藤井さんの影響力というのはすごい

「よこすかしろ羊羹」に使われているのは掛川市の南部地域で栽培された「サトウキビ」を昔ながらの方法でじっくりと製造した「よこすかしろ」という希少な砂糖。

この砂糖をこだわりの白あんと練りこんで作った羊羹は、上品で繊細な甘さと風味が特徴です。

実は菓子司しみづは、王将戦の会場・掛川城まで車で30分弱。少し距離があるため、午前9時半頃、まだ選ばれる前に店主の妻が車で運んでいたといいます。

菓子司しみづ・鈴木雅之さん:
(妻は)早めに配達に出て行き「もし電話がかかってきたら連絡する」と言っていたが、自宅に電話がかかってきた。「残念でした」と言われるのかと思ったけど「選ばれた」という話だったのでびっくりした。こんなに良い機会があったので、本当に嬉しく喜んでいる。”よこすかしろ”を作っている人もうれしいのでは

菓子司しみづは、14日は休業日で「よこすかしろ羊かん」は15日から店頭に並ぶということです。

「勝負めし」と「おやつ」

今回2人が選んだ勝負めしとおやつです。

永瀬 九段はおやつの際は飲み物を注文していますが、1日目の昼食で抹茶オペラを頼んでいます。

そして藤井さんは羊かん、バスクチーズケーキ、生クリームくず大福を頼んでいました。

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