リニア新幹線の工事をめぐり、JR東海は「山梨県内で中断していた先進抗の掘削を再開した」と発表しました。
静岡との県境約500mにまで迫っていて、JRは今後想定される影響への対策を静岡県に提案します。
リニア中央新幹線の本トンネルの掘削に先立ち、JR東海は幅約7mの「先進抗」の掘削を進めていて、現在は静岡との県境478mの地点まで進んでいます。
これまでJRは地質などを調べるボーリング調査のために掘削を中断していましたが、1月8日に先進抗の掘削を再開しました。
JRは静岡との県境300mの地点に達するまでに、想定される影響への具体的な対策を策定し、県の専門部会に説明する方針です。
掘削の状況についてJRは、静岡県や山梨県などの関係者に毎週報告するとともに、会社のホームページで公表する予定です。