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電気代の値上げにどう対応? エアコンの上手な使い方をプロに聞く! ポイントは3つ

三菱電機・井出さんとエアコン

本格的な冬を迎える中、日々の生活で大活躍するのが暖房器具。

一方、12月の支払い分から電気代が約600円の値上げとなるなど暖房に伴うコストは道行く人にとって大きな悩みの種と言えそうだ。

電気代の値上げが家計を直撃

インタビューに答える女性

女性:
上がっていますよね、大変です

女性:
主婦は困ります、本当に頭が痛い。食品も高くなってきたし、全てに困る

男性:
大変、節約で。暖房はあまり付けられない

女性:
自分で温かくするとか、戸締りを早めにするとか、電気を使わないで温かくするようにしている

そもそも冬場は設定気温と外気温の差が夏と比べて大きく、電気代が高くなりがちな季節。

効率的なエアコン利用のポイントは3点

エアコンの風向の角度

では、エアコンをどのように使えば無駄な電力を消費することなく部屋を温められるか?専門家に聞いてみた。

三菱電機 営業部・井出光さん:
効率的に部屋を温めるポイントは3つ。1つ目はエアコンの風向を下向きに設定すること。冷たい空気は下にたまり、暖かい空気は上がっていくと特性があるので、風向を下向きにすることで空気をかき混ぜ、温度ムラを防げる

この時、最も大切になるのが角度で、温かい風がしっかり届くよう床に対して60度以上にするのがよいそうだ。

風速の違いによる違い

ただ、いくら風を下に向けても床まで届かなければ意味がない。

三菱電機 営業部・井出光さん
2つ目のポイントは風速を「強」に設定すること。そして3つ目のポイントは左右の風向を人がいるエリアに調整すること

温かい風は床を伝って部屋全体へと広がることから 風速を「強」にすることが重要だ。

また、一般にエアコンを暖房で運転した場合、設定温度を1℃低くすると省エネ性能が約10%高まると言われており、風は上下の角度だけでなく左右の方向も気に掛ける必要がある。

三菱電機 営業部・井出光さん:
人は足元が温かいと設定温度が低くても寒さを感じにくい。快適に過ごすことができるため、左右風向は人がいるエリアに調整することを勧める

まだある効率アップの方法

サーキュレータ―

暖房効率を上げるための方法は他にも…。

三菱電機 営業部・井出光さん:
エアコンと一緒にサーキュレーターを併用して天井付近にたまった温かい空気を部屋全体に循環させる

この時、サーキュレーターをエアコンの対角線上に起き、吹き出し口に向けて風を送ることがポイントだ。

また、エアコンのフィルター掃除をするも重要だと言う。

フィルターにホコリが溜まると出力の割に十分な風を送ることができず、効率的な運転を妨げてしまう。

特に2024年は夏場の酷暑によりエアコンの使用時間が長かったため内部に汚れがたまりやすくなっているそうだ。

そして、忘れてはいけないのが室外機。

三菱電機 営業部・井出光さん:
室外機の周辺に物が置いてあると空気の流れを遮り効率的な運転の妨げとなるので周りには物を置かないように

補助再開の見通しも…

エアコンの説明をする井出さん

12月に入り寒さが増してきたが、気象庁が発表した3カ月予報によれば東海地方2月まで平年並みの冷え込みとなる見通しだ。

一方、政府は11月22日の臨時国会で2025年1月から3月までの電気・ガス料金の補助を再開すると発表した。

とはいえ、家計負担を多少でも軽くできるエアコンの使い方を改めて見直す良い機会ではないだろうか。

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