高校生200人が静岡市葵区の住宅街で自分が「気になったもの」を撮影する一風変わった授業が行われました。生徒たちはどんなことを発見したのでしょうか?
校舎から続々と出てくる200人の高校生たち。
おしゃれな飲食店やカフェの集まる葵区鷹匠の街をタブレットを手に持ちながら歩いています。
伊藤渚紗 記者:
あちらの高校生、タブレットで何かの写真を撮影しています。あちらの高校生も何か撮っていますね
これは鷹匠にある大成高校の1年生が行った「Feel度Walk」と呼ばれる授業です。
電子メディアを運営する企業や静岡鉄道が行った取り組みで、生徒がすることは街中で見つけた「なんとなく」気になったものを撮影すること。
こちらの男子生徒が撮影していたのは…。
参加した生徒:
(家の)内部ってあまり見れないじゃないですか。それが見えてるので、どうなってるのか気になった
参加した生徒:
(Q.これはなぜ選んだ?)普段、花見ることなくてきれいだなと思った
参加した生徒:
ここが髭みたいで、ここが目に見えて、ここが鼻に見えた。すごく気になった、これは
普段はあまり意識しない学校の周りの風景をよく観察することで新たな発見があったようです。
30分ほどの撮影を終えたあとは撮影した1枚をスケッチします。
周りを観察する大切さに気付いたようです。
参加した生徒:
普段見ているものへの見方や考え方が変わってとてもいい経験になった。また、この鷹匠という地を改めて知ることができたのでとてもよかった
参加した生徒:
細かい所まで見ることで気付きがあるので、気を配ることができたりすると思うので続けていきたい
ユーザーベース・蒲原慎志さん:
『なんとなく』の大事さは自分の中にあるもの、自分の感性や興味を呼び覚ますもの自分を知り、社会を知るきっかけになるのでは
大成高校では2025年以降もこの授業を続ける予定です。