12月4日昼頃、静岡県袋井市内の小学校で胴体のないネコの死骸が見つかりました。警察が死骸があった経緯などを調べています。
4日午後1時20分頃、袋井市の笠原小学校の教師から「胴体のないネコの頭部を発見したので来てもらえますか」と1本の110番通報がありました。
警察によりますと、通報の30分ほど前に児童がグラウンドの隅でネコの死骸を見つけたということです。
見つかったのは頭の部分のみで大きさは約8cm。腐敗が進んでいて周辺に血痕などはありませんでした。
5日朝、子供たちは保護者や地域の住民に見守られながら登校していきました。
学校では1週間ほど見守りを強化する方針です。
村田彬 記者:
学校の前まで来ています。現在は授業が始まっていて門は閉められています。グラウンドを見てみますと、緑に囲まれていて敷地内に入るのは難しいように感じます
警察は動物愛護法違反や威力業務妨害も視野にネコの死骸があった経緯を調べるとともに、学校周辺に不審な人物がいないかパトロールするなど警戒を強化しています。
小学校は袋井駅から6kmほど離れた場所にあり、周辺や住宅や畑などが広がる閑静なエリアです。
保護者や近所の人からも不安の声が聞かれました。
保護者:
田舎なのでカラスや鳥などによってあったことならと思いますが、切られたそれを学校に持ってきた人がやったことならすごく怖い
近所の人:
ネコがうろうろしているのは、この辺で見かけることは多いですが、そんなひどいことは初めて聞いたのでびっくり。原因が早くわかればいい
袋井市教育委員会は子供たちのケアを考えスクールカウンセラーの派遣なども検討しています。
袋井市・石黒克明 教育部長:
学校内でこうした事案が発生したので、子供たちが不安に感じ体調の変化がないか丁寧に見守っていきたい