元交際相手の母親を包丁で刺して殺害しようとしたなどの罪に問われている男の裁判員裁判で、検察側は懲役8年を求刑しました。
殺人未遂などの罪で起訴されているのは住居不定で無職の男(28)で、2023年9月、元交際相手の女性に背後から抱きつき引きずったほか、女性の母親の腹を包丁で刺し殺害しようとしたなどの罪に問われています。
11月26日の裁判で、検察側は男について「元交際相手を無理やり連れ去ろうと考えるなど動機は身勝手」と指摘した上で「犯行態様は極めて悪質で危険」として懲役8年を求刑しました。
これに対し、弁護側は「犯行は軽度の知的障害に起因する突発的なもの」と訴え、懲役4年が相当と主張しています。
判決は11月28日に言い渡されます。