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2024年1月の能登半島地震では道路が寸断され孤立集落が相次いだ発生しました。
地形が似た静岡県の伊豆半島で、地震による道路の寸断を想定し警察と消防、それに建設業者による合同訓練が行われました。
1日に出発も現場到着は4日
2024年の元日に発生した能登半島地震。
最大震度7を観測し多くの家屋が倒壊したほか、土砂崩れなどによって道路も寸断され救助活動が難航しました。
御殿場消防署・小見山淳二 消防司令:
かなりの道路が寸断されており行くまでにかなり時間を要しまして、消防車ではとても行ける道ではないということで「救急車およびハイエースや指令車、ワンボックスカーに人員を乗せて行け」と
御殿場市と小山町の消防隊員が被災地に派遣されたのは発災当日の1月1日夜。
しかし、道路の寸断などの影響で活動現場となる珠洲市に到着したのは4日の朝でした。
伊豆半島もまた地震によって道路が寸断するおそれがあります。
こうした地震を想定し、伊東市では初めて警察と消防、それに建設業者によるが合同の訓練が行われました。
訓練参加者:
現場道路上において土砂滞留 高さおおむね2mから3m、幅5m
道路が土砂でふさがれ孤立集落が発生。
警察の要請で建設業者が重機を使って道路上の土砂を撤去していきます。
さらにドローンを使って孤立集落の状況を確認します。
訓練参加者:
ドローンによる撮影を開始したところ、寸断された道路のさらに先に孤立した集落。そこに土砂災害現場さらなる土砂災害現場を確認、どうぞ
連携の重要性を確認
さらに土砂崩れで倒壊した住宅からの救出訓練も行われました。
訓練参加者:
現場確認終了、がれき片 木片 多数あり、重機必要と思われる。なお白色の看板 木片下ぐらいから「助けて」と言う声が聞こえる、以上
警察と消防が棒を使って反応を確認しながら土砂を排出していきました。
訓練参加者:
緊急退避、退避
2次災害に注意して安全を確保しながら救助活動が進められます。
初めて本格的な訓練に参加した建設業者は…
伊東建設業協同組合・堀口正敏 副理事長:
警察・消防と連携することによって、より早い人命救助ができる事がよくわかりました
伊東警察署・池田忠雄 署長:
一番大事なのは、いかに道路啓開を迅速・的確にやるか。それが早く進めば救出救助、部隊も入れますし、支援物資も入っていくことから、やはり警察・消防のみならず関係機関が連携することが大事。過去に学び今に備えるということが災害には一番大事
能登半島地震を教訓に地形が似た伊豆半島で地震に備える動きが加速しつつあります。