サッカー・J2リーグは11月10日にリーグ戦の全日程が終了しました。そこで清水エスパルスを3シーズンぶりのJ1昇格、そしてJ2優勝に導いた秋葉忠宏 監督にたっぷりと話を聞いていきます。
-おめでとうございます。改めて今のお気持ちは?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
いるべき場所、戻るべき場所に戻れてホッとしています
-オレンジサポーターの熱量はすごかったのでは?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
フットボーラーとしてこんなに心強く幸せなことはないです。辛い時や苦しい時でも離れずに一緒にいるONE FAMILYになりたいと思っていました
-今季ホームでわずか1敗。本当に強かった
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
だから山形戦の1敗が要らなった。何で負けたのかいまだにわからないです。でも、1つしか負けなかったことが観客動員にもつながったと思います。我々には去年の悔しい思い、背景がありますから、全員の思いは1つでしたし、そこに向かって全員がベクトルを合わせられたのが大きかった
-秋葉監督就任以来、ホーム・アイスタで35試合戦い、負けはわずかに3試合で27勝。ホームでの戦い方や選手の様子に変化は?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
選手がホームで戦うのを怖がっているような印象だったのですが、「ホームの観客は我々の味方で勝つ姿を見に来てくれている」と話をしてからはスタジアムの空気も、選手の躍動する姿も変わっていきました。そして、勝てたということが一番大きかったと思います
-改めて”日常”の大切さとは?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
毎日100%全力でやるべきということは誰でもわかっているけど、すごく難しいことです。当たり前のことを誰よりもやる。人の嫌がることを率先してやることが勝負強さやメンタリティの強さにつながると信じて1年間やってきました。その結果、去年のように自分たちから崩れない、我慢強く、勝負強くメンタルもフィジカルもタフさを身に着けたと思います。先制したら勝てるという自信がもてたことが大きいです
-(藤枝MYFC戦で18試合ぶりに先発出場し1ゴール1アシストの)西澤選手の活躍はうれしかった?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
試合に出れない中でどのように日々を過ごすのか、悔しい思いの中で真剣にトレーニングしたからこそチャンスをものにできたので健太の頑張りそのものです。選ばれなくても腐ることなく100%やってきた結果だと思います
-みんなが頑張っているのを見ていると選手の選考も苦労したのでは?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
そうなんですよ。18人しか選べないので、25人位選ばせてくれたらと思います
楽しみなのは来年J1での戦いで、ファンからも質問が来ています。
-秋葉監督、来季も共に戦ってくれますか?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
私も聞いてないので早く知りたいです。やる気は満々です
-昇格の裏話を教えてくれませんか?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
裏話はいっぱいありますけど、どこまで話していいのか。個性あふれる選手が30人以上が集まって、毎日がケンカみたいな感じですが、コーチ陣と上手くマネージメント出来たので優勝につながったのかなと思ってます
-J1ではどんな戦いを見せてくれる?目標の順位は?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
J2では圧倒的に資金力のある立場でしたが、J1では中堅クラブなので如何に安定した戦いをしてJ1に定着するかだと思います。その上でトップ3や優勝を目指していく
-J1での監督は初めてとなりますが?
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
誰でも初めてはありますし、僕も30年以上プロの世界で生きてきていますから、十分どうすべきかはわかっていますので期待していてください
来季のJ1での戦いも期待しています。
ここまで清水エスパルスをJ1昇格とJ2優勝に導いた秋葉忠宏 監督に来てもらいました。ありがとうございました。