2024年8月から首都圏で相次いでいる強盗事件は11月に入っても後を絶ちません。高齢者が住む住宅がねらわれるケースも多く被害を防ぐ対策も求められています。
首都圏で相次ぐ強盗事件。逮捕された容疑者の多くは実行役や見張り役で今のところ指示役は逮捕されていません。
金銭的な理由で闇バイトに応募したと供述している人も多くいます。
東京・三鷹市の強盗未遂事件で逮捕された大学生の男は事件の2日前に警察署を訪れ「闇バイトに応募し脅された」と相談していたことがわかりました。
しかし男は闇バイトに応募し強盗事件の指示を受けて犯行に及んだとみられています。この事件でも高齢者が住む住宅がねらわれていました。
こうした中 7日、静岡県警察が自治会の役員などを対象に開催したのは防犯対策を学ぶ講習会です。
県警 生活安全企画課・杉本俊一 理事官:
深夜にバールなどを使って一般住宅の窓ガラスを打ち破って侵入して強盗をはたらくという非常に悪質なもの
県内では闇バイトによる強盗事件は発生していないものの、空き巣など建物に侵入する窃盗事件が2023年と比べて大幅に増えています。
このうちの半数以上が、関東で相次ぐ強盗事件と同様にガラスを割って建物に侵入していて、二層になっていたりフィルムを貼ったりしている割れにくい防犯ガラスが紹介されました。
落合健悟 記者:
こちらガラスが2層になっている強化ガラスです。バールで叩いてみます。2回力を入れて叩きましたがヒビも入りません
参加した業者によりますと、防犯ガラスへの張り替えは1平方メートルあたり3万円ほどで、警察はガラスに加え、防犯カメラの設置など複合的な対策を講じてほしいと呼びかけています。