勤務していたネイルサロンに二度にわたって放火した罪に問われていた29歳の女性に対し、地裁浜松支部は10月23日、無罪判決を言い渡しました。
無罪判決を受けたのは29歳の女性で、判決によりますと2018年、当時勤務していた静岡県袋井市のネイルサロンに二度にわたって放火した罪に問われていました。
裁判員裁判で女性は無罪を主張していた一方、検察側は懲役8年を求刑していました。
23日の判決公判で、地裁浜松支部の來司直美 裁判長は女性が犯人であることを示す直接的な証拠がないうえ、ほかの従業員の証言は信用性がないなどとし、女性が「犯人だと合理的疑いなく認定するのは不可能」と無罪判決を言い渡しました。
地検浜松支部は「判決内容を精査・検討し適切に対処したい」とコメントしています。