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袴田巖さんの無罪確定を受け静岡県警の本部長が被害者の孫に謝罪 遺族は誹謗中傷の増加を懸念

静岡県で起きた一家4人の強盗殺人放火事件で、死刑が確定した袴田巖さんの無罪がやり直しの裁判を経て確定したことを受け、 静岡県警は本部長が被害者遺族と面会し直接謝罪したことを明らかにしました。

袴田巖さんは58年前、当時の清水市(現 静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件で死刑が確定しましたが、やり直しの裁判で静岡地裁は無罪を言い渡し10月9日に無罪判決が確定しました。

こうした中、静岡県警は10月11日に津田隆好 本部長などが殺害された専務の孫にあたる男性のもとと面会し、直接謝罪したことを明らかにしました。

津田本部長は長年にわたって心労をかけていることを詫びた上で、事件の真相を解明できなかったことについて「申し訳ない」との思いを伝えたということです。

孫の男性をめぐっては、インターネットなどでの根拠のない書き込みに悩まされていて、今後さらに誹謗中傷が増えることを懸念していたことから、県警では名誉毀損にあたる投稿には厳正に対処することを約束しています。

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