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勝俣孝明 議員に聞く!自民総裁選 「多くの候補者が出てくるのは派閥が解消された結果」

自民党の総裁選挙は9月3日の林芳正 官房長官に続き、4日は茂木敏充幹事長が立候補を表明しました。

一方、上川陽子 外相は“チーム陽子”で推薦人の確保を目指しています。

12日の告示に向け出馬ラッシュ

茂木敏充 幹事長(9月4日)

9月4日午後に立候補を表明したのは茂木敏充 幹事長です。

自民党・茂木敏充 幹事長:
このたび自民党の総裁選に立候補することを決意致しました

今回初めて総裁選に挑む茂木幹事長は「増税ゼロの政策推進を実行していく」と強調し「3年以内に結果が出なければ責任を取る」と明言しました。

また、3日は岸田政権のナンバー2の林芳正 官房長官が「人に優しい政治」を掲げて立候補を表明しています。

林芳正 官房長官:
この大変難しい状況の中でありますが自民党総裁選挙への出馬を決意させていただきました

林官房長官は記者会見で「人に優しい政治・仁の政治を行いたい」と述べました。

さらに6日には小泉進次郎 元環境相が、9日には高市早苗 経済安保相が立候補を表明する予定で、12日の告示を前に立候補ラッシュが続いています。

一方で上川外相は「少しメドが立ってきた」と話し、 支援する議員とともに“チーム陽子”で推薦人確保に動いています。

勝俣孝明 衆議院 議員

ここからは自民党総裁選について衆議院 静岡6区選出の勝俣孝明 議員に聞いていきます。

まず、改めて立候補に意欲を示している12人について見ていきます。総裁選に向けては9月に入り出馬ラッシュとなっています。

8月中に立候補を表明したのは小林鷹之 前経済安保担当相、石破 茂 元幹事長、河野太郎デジタル相の3人です。

そして、9月に入り3日は林 官房長官が2回目となる総裁選への挑戦を表明。4日は茂木幹事長が立候補を表明しました。

さらに、小泉進次郎 元環境大臣が6日に、高市早苗 経済安保相が9日に立候補を表明する見通しで、12日の告示に向けて続々と立候補表明が続きそうです。

また、上川外相は推薦人確保に「目途が立ってきた」と述べています。

立候補に意欲示す12人

立候補表明が相次ぎ、総裁選の構図が固まりつつあるような印象となって来ています。

-勝俣さんは今回の総裁選挙どうみていますか?

勝俣孝明 衆議院議員:
茂木幹事長で5人目の出馬表明となり過去最多に並ぶと思いますが、これからまだ表明する方はいるはずですが、最終的に10人前後の争いになるのか、日々状況が変化するのでわからないですね。

これだけ多くの候補者が出てくるのは派閥が解消された結果です。国会議員として各候補者の政策をしっかりと見極め投票していく、支援していく重要性が増していると思います

小泉氏・石破氏・高市氏を軸に展開か

FNN調査結果

8月下旬のFNNの世論調査では小泉元環境相と石破元幹事長が、それぞれ2割ほどの支持を得ていて人気が突出していました。
  
-やはり小泉さん、石破さんを軸にした争いになりそう?

勝俣孝明 衆議院議員:
党員の投票となるので一般の方とは多少異なる結果になると思いますが、それでも小泉さん、石破さん、高市さん辺りが軸となる感じです。ただし、まだ正式に出馬表明していない方も多いので変動はあると思います

-推薦人の確保を巡る駆け引きが激しいようですが依頼はあった?

勝俣孝明 衆議院議員:
複数の方からご連絡いただきました。人間関係もあるので具体的名前は出せませんが、これからどうするか決めるつもりです

上川氏から連絡は?

総裁選をめぐる上川外相の動向

そして、静岡県民にとって気になるのが上川外相の動向です。

上川外相は9月2日、自身を支持する議員と“チーム陽子”を立ち上げ「スタートラインが見えてきた」と話し、3日は推薦人の確保に「目途が立ってきた」と述べています。

そして、4日午後も「もう一息」と話しました。上川外相は4日、オーストラリアに出発し、6日に日本に戻って来る予定となっています。

-上川さんから勝俣さんに何か連絡は?

勝俣孝明 衆議院議員:
特に出馬表明に関する連絡は入っていませんので、いつどうするのかわかりません。同じ県内出身の議員には支援の要請があったことは聞いています。

-上川さんの立候補についてどう受けとめていますか?

勝俣孝明 衆議院議員:
故・石橋湛山 氏以来の静岡県出身の総理総裁で、総裁選に出ること自体、石橋氏以来になるかと思うので、そう言った意味では非常に心強く思います。

私はいま衆議院の外務委員長をやっているので、上川外相を近くで見ている印象として体力もあり、きめ細やかな外交をしていると感じます。

現職の外相として多忙な業務をこなす中での総裁選は本当に大変だと感じます

立候補に意欲示す12人

-推薦人の確保を巡る駆け引きが激しいようですが依頼はあった?

勝俣孝明 衆議院議員:
12年議員をやっていますと今回名前が出ている12人、ほとんどの方と関係があります。そうした中で推薦人、投票できる候補者は1人なので大変です。

少なくとも私は旧派閥からの指示などありませんが、ある意味それが自分自身で判断しなければならない状況を作り出しているともいえるのでは。

私は二階派でしたが、出馬表明している小林鷹之 前経済安保担当相とは同期で席も近く、政策的にも優秀な人物だと思っています

-上川さんが総裁になったら期待することはありますか?

勝俣孝明 衆議院議員:
外相経験者として、いま本当に必要なことの1つに外交安全保障の問題がありますので、そうした面で力を発揮してくれるのでは

国家観・外交安全保障・経済政策に注目を

自民党本部と勝俣議員

上川外相が立候補する・しないに関わらず混戦模様は変わらない見通しで、決選投票となる公算が高いとみられています。
   
-改めてどのような総裁選になることを期待しますか?

勝俣孝明 衆議院議員:
自民党の総裁なので自民党をどのように変えていくのか、それから外交安全保障、経済財政政策、国家観についてそれぞれの候補者がどう考えているのかをしっかりと見極めていくのが重要なことだと思います。

自民党は変わらなければならないので、党を刷新できる実行力のある方を選べるように候補者による論戦を期待します

-県民にはどこに注目してもらいたい?

勝俣孝明 衆議院議員:
世界の中の日本のリーダーを決めていくわけなので、国家観・外交安全保障問題・経済財政政策について誰がどのような主張をしているか注目して欲しい

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