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絵本や積み木やゲームなど、質の高い教育玩具がそろう静岡市葵区の「百町森」を探検。懐かしい絵本を見つけたり、デザイン性の高い積み木に出会ったり、大人だけでも楽しめそうな店でした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも、一本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットをめぐります。静岡市の中心地。その昔は東海道を行き交う旅人で賑わった「伝馬町通り」を散歩します。
入口のハンモックにわくわく
訪れたのは伝馬町通りを一本裏に入った所。2024年で45周年を迎える絵本と教育玩具の店「百町森」です。
店の前につり下げられたハンモックを見ただけで、わくわくドキドキ感があります。
ちょっとハンモックに揺られてから店内へ。探検スタートです!
入ってすぐの本のコーナーには、懐かしのドリトル先生シリーズやしろくまちゃん、こぐまちゃんの本、「じごくのそうべえ」も置いてありました。
百町森 店主・柿田友広さん:
ロングセラーの本を基本にそろえています。昔からあった本です
さらに奥へ進むと、ヨーロッパを中心に世界のおもちゃがずらり!
店主の柿田友広さんにそっくりな人形までありました。ミュンヘンのマリオネット作家に作ってもらったものです。
ボードゲームもたくさんありました。3~99歳という広い年齢層で遊べるものもあります。
「ガイスター(2800円)」は世界的大ヒットゲーム。ドイツのもので対象年齢は8歳以上です。大人も子供も楽しめて、なんと日本の将棋がヒントになっているんだそうです。
百町森 店主・柿田友広さん:
ドイツ人のアレックス・ランドルフさんが考えたゲームです。その方が日本に6年間住んでいたので、将棋の影響を受けています
教科書で紹介され問合せ殺到のおもちゃ
最近では日本伝統のおもちゃも人気。中でも垣田さんのおすすめは、 その名も「たたきごま」です。
小学3年生の教科書で紹介された事から、問い合わせが殺到。入荷するとすぐに売り切れてしまう人気商品なんだとか。
百町森から世界へ すごい積み木
数あるおもちゃの中でも豊富なラインナップを誇るのが「積み木」です。
百町森 店主・柿田友広さん:
積み木は180年前に19世紀のドイツの教育者フレーベルという人が考案しました。フレーベルは幼児教育に計算や文字を教えるのではなく、遊び中心の教育にと考えていました
その後、クルトネフという人が今までのフレーベル積み木ではない積み木を考えてヒット。それが「ネフスピール(1万8700円)」です。
そして積み木発祥の国、ドイツの「ハニカム(1万5400円・ジーナ社)」とは切っても切れないエピソードがあったんです。
百町森 店主・柿田友広さん:
積み木が面白くてしょうがない、うちのスタッフがいたんです。そのカレが作ったのがハニカムです
ハニカムは、今や世界で活躍するおもちゃデザイナーの相沢康夫さんが、百町森で働いていた当時に考案し、ジーナ社から販売された積み木です。
創造力次第で遊び方は無限。大人も夢中になるスポットでした。
■店名 百町森
■住所 静岡県静岡市葵区鷹匠1-14-12 ウインドリッヂ1F
■営業時間 10:30~18:00
■定休 月・火 ※臨時休業あり
■問合せ 054-251-8700
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