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静岡市駿河区にある農産物直売所「南部じまん市」は、毎朝開店前から行列ができる人気です。いったい何を買いに来ているのか、人気の商品を探ります。
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「南部じまん市」はJA静岡市が運営する直売所です。
2024年でオープンから20年を迎え、新鮮な野菜を安く買えると朝からお客さんで賑わっています。
にむらあつとリポーター:
たくさんの人が並んでいます。まだ朝の8時半ですが、続々と入っていきます
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みなさんのお目当ての品を、調査開始です!
1パック400円大粒イチゴ
開店早々、多くの人が向かったのは「イチゴ」の売り場でした。
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買い物に来ていた女性は「新鮮でおいしい」とイチゴを箱買い。
じまん市の人気の秘密はなんといっても新鮮さ。イチゴも、収穫したばかりの鮮度抜群の一品です。
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箱買いする理由は値段にもありました。大ぶりのイチゴが7個も入って1パック400円。
この安さが2つ目の秘密。スーパーでこの値段では買えないということで、「もうひと箱買おうかな」と財布の紐も緩んでしまう様子でした。
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採れたての色鮮やかな野菜を購入できるのは農家が毎朝、直接搬入しているからです。
卸業者を介さないため、価格を抑えて販売することができます。
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野菜の他にも果物や魚、肉もあり、漬物などの加工品や総菜も並んでいます。
物価高騰の中で新鮮さと安さを両立し豊富な品ぞろえを実現する「じまん市」はまさに楽園です。
ヘビーユーザーのイチオシは「卵」
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じまん市に足を運ぶことが習慣になっている人もいました。
毎週日曜日に通い続けて3年になる男性のイチオシ商品は「卵」。
ここの卵を食べたら、他がたべられなくなったそうで、「全然味が違う」と教えてくれました。
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並ばなくてはならない理由
朝から並ぶのにも立派な理由が。
常連客:
ここにある野菜は、オープンから1時間で売り切れてしまいます。争奪戦です
実際に、開店から30分経った陳列棚の様子を見てみると、もうちらほらと売り切れが目立ちます。
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お目当ての食材を購入するためには、朝から並び争奪戦に勝つ必要があるようです。
有名店も買い出しに
有名店も仕入れに訪れていました。
たまたま話しかけたのは、小麦を使わない「十割そば」で知られ、駿河区にお店を構える「そば半」の女将でした。
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カモ肉など、食材へのこだわりで知られる有名店も、ホウレンソウやタマネギは南部じまん市で買っているんです。
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「そば半」女将:
ホウレンソウはそばの青みに、タマネギは天ぷらに使います
季節の野菜が新鮮に手に入ることが、じまん市を利用する決め手なんだとか。
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生産者とつながろう!
20周年ともなれば、生産者と買い手とのつながりもできていました。
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あく抜きした「タケノコ」を販売している、農家の成沢政江さん。南部じまん市で販売を始めて20年たつそうです。
農家・成沢政江さん:
20年も経つとお客さんの知り合いが増えました。「きょうも気を付けて帰ってね」とかお互いに言うので仲良くなっちゃうんですね
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この日も、じまん市で知り合った客が、成沢さんのタケノコを買いに来ていました。
男性客によると成沢さんのタケノコはとろけるようで柔らかいとのこと。
女性客はいつもありがとうございますと感謝を伝えていました。
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安さ・おいしさ・新鮮さだけでなく人の輪も広がっていく温かさが魅力の直売所でした。
お買い物はもちろん、じまん市ならではの雰囲気を楽しみに訪ねる価値もありそうです。
■店名 南部じまん市
■住所 静岡市駿河区曲金5-4-70
■営業時間 8:30〜17:00
■定休 年中無休(年始除く)
■問合せ 054-203-4118
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