2Days 歴史の道「二本杉歩道」を復活させよう!

山を愛する人、歴史を愛する人は集合! 天城の山で自然を守るため整備を続ける天城トレイルワーカーズと、山梨県北杜市を拠点に登山道保全に取り組む登山家・花谷泰広さん(一般社団法人 北杜山守隊)と一緒に、崩壊した登山道を復活させましょう!

浸食が進んでえぐれた歩道 木の根が露出

1日目は八丁池周辺の危機に瀕している登山道の状況を観察し、登山道が崩壊する理由を学びます。

2日目は約10年前から通行止めとなっている「二本杉歩道」に特別に入り、実際に道を直す作業に参加します。

天城山の中腹にある八丁池 紅葉シーズンには多くの人が訪れる

 一般社団法人 北杜山守隊
登山家・花谷泰広

“近年各地で関心が高まりつつある登山道保全について一緒に学び体験してみませんか?

新しい山との関わり方に気づくきっかけになる時間になります。ぜひご一緒しましょう。”

天城トレイルワーカーズ 代表
倉原卓也

「昔はもっと歩きやすかった」「ここにこんな植物あったよな」そんな気づきを行動にしてみましょう。

天城の景色を取り戻す活動へぜひご参加ください!”

山を守ることは流域の田畑や海を潤すことにつながります。

夕食は伊豆の名産ワサビや、河津の海でとれた新鮮な魚介、地元の食材を使う人気総菜店「松屋商店」のビュッフェを味わい、日帰り温泉で汗を流し、天城の自然の恵みを体感するエコツーリズムです。

地元食材を使った色鮮やかな総菜 (イメージ)

ワークショップの収益の一部は継続的な登山道整備のため使用させていただきます。

※両日とも山道を往復3時間程度歩きます。山道を歩き慣れていない方は事前にご相談ください。

二本杉歩道の入口(静岡・河津町)

二本杉歩道(下田街道)は、幕末に吉田松陰初代アメリカ総領事ハリスが通った歴史の道です。通行止めとなって草木が茂っていますが、当時の石垣や炭焼窯の跡を見ることができて情緒たっぷり。

石川さゆりの「天城越え」に歌われ、越すに越されぬ険しで知られた難所「天城峠」は、もともと二本杉峠だったんですよ。

明治時代に開通した天城隧道

花谷泰広
キャシャール南ピラー初登攀の功績により、2013年に山岳界のアカデミー賞といわれるピオレドール賞を受賞。山梨県北杜市を拠点に甲斐駒ケ岳七丈小屋などの運営を行うとともに、一般社団法人「北杜山守隊」を設立し、登山道の保全活動を広げています。

倉原卓也
その昔伊豆で行われていた「伊豆アドベンチャーレース」に出会って人生が一変。レースに出るため、いろいろなアウトドアアクティビティを習得します。その後アドベンチャーレース、トレイルランなどの大会にハマり、海外のレースにも多数参加。トレイルランニング大会の運営に携わる中で登山道整備を始め、2023年より天城トレイルワーカーズとして天城山の保全活動を行っています。愛称は「クララ」。陸上自衛隊出身で、現在も即応予備自衛官です。