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人気は薄い水色 …疲れない工夫も 2025年春の新1年生のラン活はもう始まってます! 静岡

3月18日と19日は静岡県内の多くの小学校で卒業式が行われました。お子さんが最後のランドセル姿だったご家庭もあるのではないでしょうか。そんな時期ではありますが、2025年4月に小学校へ入学するお子さんたちのランドセル購入に向けた動き、ラン活がすでに始まっているそうです。どんなランドセルが人気なのでしょうか。

人気のランドセルは?

取材に伺ったのは、老舗ランドセルメーカー・セイバン。静岡市葵区の直営店には華やかなデザインのものやかわいらしい刺繍が施されたもの、シンプルでかっこいいものなどさまざまなランドセルが並んでいます。

取り扱うランドセルは37色、38モデル、258種類とのことです。

セイバン静岡店・津金陽奈 店長:
2024年は(ラン活)が2月1日から始まった。購入時期に関してはゴールデンウィークの5月頃から夏休みの8月頃までがピークです

年々早まるラン活。おじいちゃんおばあちゃんと見に来るお子さんが多いそうです。セイバンのランドセルの特徴を伺いました。

セイバン静岡店・津金陽奈 店長:
セイバンの一番の特徴は天使の羽という機能。ベルトの付け根部分に羽の形をした樹脂のパーツが内蔵されることで、ベルト全体が持ち上がり、高い位置でランドセルを背負うことができます。2つ目の機能が肩ベルト。このように湾曲することでベルトがしっかりと体に密着するので重さが分散されるようになる

また、厚い背中のクッションによってランドセルを体に密着させることで、負荷が分散する構造になっているといいます。

熊崎アナウンサーが背負ってみると「自分が持っていたランドセルより全然軽い。ピタッと密着するので」と違いに驚いたようだ。

セイバン静岡・津金陽奈 店長:
背中とランドセルに隙間もないのできれいに姿勢も整っております。本体のグラム数だけに左右されがちですが、実際に試着して体に合うものをお勧めしている。6年間という新しい学校生活が始まりますので、ランドセルとともに楽しい生活を送っていただきたいと思います

セイバン静岡店の売れ筋

セイバンではランドセルカバーなどオプション品も豊富に取り揃えているということです。

セイバン静岡店は37色38モデル258種類をそろえていて、2023年は薄い水色と、黒に青色ステッチのもの、紫やベージュなどが人気だったそうです。昔は定番だった赤は「下から数えたほうが早い」とのことでした。

ランドセル 今と昔

1974年の売り場

こちらは50年前、1974年のデパートの学用品売り場の映像です。ランドセルは赤と黒がずらっと並んでいます。

値段は高級ランドセルコーナーで1万3000円以上ですが、今は6~7万円くらいが相場で、ランドセルの値段も昔とは全然違っています。

この時代は鉛筆削りも手でぐるぐるまわして削るタイプが主流でした。

そしてこちらは34年前、1990年の映像。まだランドセルは赤と黒がほとんどです。

学習机も昔は各家庭で購入していましたが、今は購入しないでリビングで学習という家庭も少なくありません。

サイズに大きな違い

今はピンクのファイルが入るサイズに

今と昔の違いを見てみると大きく違うのはサイズです。昔はB5サイズが入るものが主流でしたが、現在はA4フラットファイルがすっぽり入るサイズに変わっています。タブレットもこのサイズなら入ります。

生活経済ジャーナリスト・和泉昭子さん:
今は昔と違ってPC端末を学校にもっていく。教科書と両方入れるとすごく重い。紙系のものは学校に置いておけるようにしたらだいぶ違うのでは。色は多様性だなと思う。好きな色を選べるのはいいが6年間ずっと同じ色が好きでいるかな。買う時期が早くなっているのは、おじいさん、おばあさんにとってひな人形や五月人形のように一大イベントになっているからだと思う。購入費用の支払い者の調査では、以前から常に祖父母が50%以上を超えていて、そこを(業者が)狙ってどんどん早く高くなるのかな

購入の時期は?

ランドセルの購入時期(セイバン静岡店)

ラン活のスケジュールは2025年春に入学する子供のラン活が2月1日から始まったそうです。

早い方は幼稚園 年中の10月頃から始める人もいて、各メーカーカタログが出始めるのが10月頃からだそうです。

そして、4~8月頃に実物を実際に見て決めるそうです。購入時期は5~6月がピークで、夏頃までには購入する方が多いとのことです。

新学期まで2週間余り。楽しい小学校生活が送れるように生活面での準備というのも大切かもしれません。

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