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2023年3月から隔週で連載している「きょうも夜が静かです」は、間もなく30回目を迎えます。田舎生活のリアルを静かにあたたかく描いたマンガです。これから読む人は必見、“きょう夜”シリーズの見どころをまとめました。
舞台は伊豆半島の最南端「南伊豆町」
マンガの舞台は伊豆半島の最南端、静岡県南伊豆町です。南伊豆町は鉄道が通っていない自治体で、車で行くなら東名高速道路の沼津ICから約2時間。新幹線の熱海駅からは電車やバスを乗り継いで約2時間というロケーションです。
筆者であり主人公のイッテツさんは、南伊豆町に移住して宿泊施設「ローカル×ローカル」を営みながらマンガを描いています。
もちろんイッテツさんも実在の人物。ローカル×ローカルに泊まれば、高い確率で会えるでしょう。もしかしたらマンガを描いている時に会えるかもしれません。
魅力的な住民たちが登場
移住先で出会った住民たちはみんな魅力的。野鳥に詳しい“西さん”は、鳥の声を楽しむ春の過ごし方を教えてくれます。
おしゃれな花屋さんの“山さん”からは、ミモザの花のドライフラワーをもらいます。イッテツさんが大層喜んでいると、「その辺の山にいくらでも咲いてるって!!」と言い、自然の豊かさに気付かせてくれるのです。
居酒屋の店主、ハタさんチヨさん。2人から「このんなまちのどこがいいの?」と聞かれますが、まさに2人のような住民がいることがいいのだと、イッテツさんは照れくさくて言えないでいるのです。
それぞれ、ちゃんとモデルとなる人物が実在していて、こんな人たちに囲まれてスローライフをおくってみたいと憧れちゃうポイントのひとつです。
田舎暮らし“あるある”がわかる
きょう夜を読むと、田舎暮らしの“あるある”もわかります。
よく登場するのは「おすそ分け」。ビワにサニーレタスに、イッテツさんはよくもらい物をします。
なぜかいつも“大量”というのが、田舎あるあるなんですよね。
とれ過ぎちゃったときは、もらうことが「人助け」でもあるとわかったのが「第9話 びわテロ みかんレスキュー」でした。
今後の展開は
さて、間もなく30回目を迎える“きょう夜”ですが、イッテツさんの今後はどうなっていくのでしょうか。Wasabee編集部は、直接イッテツさんに聞いてみました。
Q.まずはイッテツさんのお気に入りの回と、その理由を教えてください。
イッテツさん:
#14の「休んでいいんだよ」ですね。働くサイクルはそれぞれだと思うのですが、「忙しすぎたら、休めばいい」という今の自分の気分に従ってみることは頭で分かっていても、難しい気がします。ただ、「今の気分ってどうだろう?」と立ち止まって自分に質問してみることはできると思うんです。住民の林さんの何気ない一言にハッとさせられました
Q.今後の展開ですが、このままイッテツさんは南伊豆になじんでいくのでしょうか。または一波乱あるのでしょうか。
イッテツさん:
どうでしょう。いろんな人と関わりながらこのまちで暮らしているので、1日がのんびりしているように見えて、実はとてもドラマチックなのかもしれません。そういう日々の小さな変化が積み重なり、どうなっていくのか。お楽しみください!
イッテツさんありがとうございました。ぜひ1度みなさんも「きょうも夜が静かです」を読んでみて下さい!
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