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温泉やキンメダイで有名な静岡・伊豆半島の東伊豆町に、木の上で自然を満喫できるキャンプ場があります。ここは、泊まらなくても動物たちとふれあえる穴場スポットでもあるんです。
細野高原入り口のキャンプ場
「細野高原ツリーハウス村キャンプ場」は、東伊豆町稲取にある自然豊かなキャンプ場。ユネスコが認定するジオパークの一部「細野高原」の入り口にあります。
熱海方面から行く場合は、国道135号線から左折して県道348号線に入り、山側へ登っていきます。
進むこと10分ほどで細野高原ツリーハウス村キャンプ場にたどり着きますが、目的地付近は車1台分ほどの幅しかない道もあるので、待機所を利用しながら対向車に注意して進んでください。
一番人気はツリーハウス
細野高原ツリーハウス村キャンプ場には、テントサイトやコテージ、ツリーハウスがあります。
中でも特に人気があるのはツリーハウスです。
ツリーハウスは、1階にテーブルやイスを配置し、2階に宿泊部屋があります。
客室は全3部屋あり、各部屋ごとに東伊豆町にある山の名前「三筋」「大峰」「浅間」が付けられています。
室内に入るとツリーハウスならでは、床から天井へ、太い木が貫通している大胆な造りでした。部屋があるのは生えている木の真ん中ぐらいの高さになります。
「大峰」をのぞいてみると、床から突き出てた木の切り株は、かわいらしいミニテーブルになっていました。
ツリーハウスの客室の中でも、開けた外の景色を見ることができるのは「浅間」です。窓を開けると東伊豆町の山々を望む開放的な景色を見渡せるのでおすすめです。
ツリーハウスの宿泊料は1室1泊4人までで8500円です。
冬場はコテージも人気
子供も大人も興奮しそうなツリーハウスですが、実は冬場はコテージが人気なのだそうです。
その理由を管理人の河野翔人さんに教えてもらいました。
細野高原ツリーハウス村キャンプ場 管理人・河野翔人さん:
ツリーハウスはエアコンがついてないので、寒い時期はエアコンがあるコテージも利用者が増える印象です
コテージは全部で3棟。ツリーハウスより室内が広く、エアコンも設置されています。
内装はコテージごとに若干異なり、1棟はロフト付きです。
キャンプ初心者や親子で利用する場合は、まずはロフトでお泊りを経験してみるのもいいかもしれませんね。
コテージ宿泊料は、1棟1泊6人までで1万2500円です。
人気マンガの聖地としても知られている
キャンプを題材としたアウトドア系の人気マンガ「ゆるキャン△」で、細野高原ツリーハウス村キャンプ場の前の道を主人公たちが通る場面があります。
管理人・河野さん:
実は「ゆるキャン△」というマンガに登場しているんです。ファンの方が聖地巡礼で訪れることもあります
マンガ内でこのキャンプ場を利用している描写はありませんが、主人公たちが細野高原に行く際に施設前を通る描写があり、キャンプ場について軽くふれられています。
ウサギやミミズクもいる
細野高原ツリーハウス村キャンプ場には動物もいます。動物目当ての親子連れの利用者もよくいるそう。
現在飼育されている動物は、ウサギ2羽・ミミズク2羽・タカ1羽。
過去には某ミュージックビデオに出演したことがあるというフクロウ「ポポル」も飼育されていました。手に乗せたり頭をなでたりしてもおとなしく、施設の動物たちは愛情を込めてお世話をしてもらえているのだと思いました。
なお、ミミズクやタカは見学のみですが、ウサギはふれあうことも可能です。
ウサギとふれあう際は、ウサギ小屋の前のサークルにウサギを出してもらえます。ウサギにさわることができるので、特に子供に人気だそうです。
動物たちの見学・ふれあいは、キャンプ場に泊まらなくても無料でできます。
東伊豆町の自然を満喫
管理人の河野さんによると、現在、新しいツリーハウスを建設中だそうです。しかも、さらに景色が良さそうなツリーハウスです。
建設途中のツリーハウスに登らせてもらったところ、山々を遠くに望む自然豊かな景色を楽しめました。
管理人・河野さん:
細野高原の景色や星空がきれいなので、宿泊の際はぜひ景色もお楽しみください
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日中は動物とのふれあいや細野高原をハイキングし、夜は星空がきれいな自然の中で林間キャンプ。東伊豆町の自然を満喫するのにもってこいなキャンプ場でした。
■施設名 細野高原ツリーハウス村キャンプ場
■住所 静岡県東伊豆町稲取細野高原3150
■連絡先 0557-95-0220
■駐車場 あり
取材/はまちゃん
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