目次
発売から46年を迎える、静岡発の菓子パン「のっぽパン」。10月に沼津市にある工場のすぐ隣に工場直売所がオープンしました。その限定パンは静岡おでんを挟んでいるそう。これは見逃せません!
生地は手でビニョ~ン
直売所ができたのは、沼津市西島町にある「バンデロール」の沼津工場です。
実はここ、直売所でしか出会えない”激レアのっぽパン”が買えると、早くも県内外からお客さんが訪れるほどの人気スポットになっていました。
まずは工場の中を見学させてもらいました。
驚いたのは、のっぽパンの形を作る工程です。従業員さんが生地の両端を持って、ビニョ~ンと伸ばしているではないですか。
バンデロール・野田歩さん:
のっぽパンを伸ばしています。そこだけはどうしても機械ではできないので、手作業でやっております
のっぽパンの細長い形は、手作業で作られていました。
1日最大1万2000本をすべて手作業で伸ばしているそうです。
焼き上がったら、スライスしてクリームを入れて完成です。
賛否両論の激レアのっぽパン
直売所は工場前の駐車場にあります。おなじみのキリンのイラストが目印。中に入ってみましょう。
いろいろな種類ののっぽパンがありました。
バンデロール・野田さん:
レギュラーのっぽが7種類。ここでしか買えないものも含めると20種類ほどあります
中でも気になったのは「しぞーかおでんのっぽ(850円)」。この直売所限定のっぽです。
にむらあつとリポーター:
だいぶ思い切りましたね!
バンデロール・野田さん:
かなり社内でも、賛否両論でした
「しぞーかおでんのっぽ」には、こんにゃくや黒はんぺんなどおでんの具材が挟んであります。
前代未聞の組み合わせです。いったいどんな味がするんでしょうか。
にむらあつとリポーター:
野田さん、おいしい! なんですかこれ。のっぽパンが静岡おでんを包み込んでいるような。おでんのだしの味わいはハッキリ強いですね
バンデロール・野田さん:
おでんのだしを、みたらし団子のタレみたいに粘度をあげたんです。どこ食べてもしっかりだしの味がするように作りました
予想外のおいしさだったようで、にむらリポーターは賛否両論で言えば「賛」と断言。
本当に面白いパンでした。
ビックリしてほしい!
ほかにも直売所の限定品の中には、のっぽパンを半分にカットした食べやすいサイズの「のっぽこっぺ」もあります。
のっぽこっぺにはフィッシュフライ、牛肉コロッケ、エクレアなどがありました。
せっかく直売所を作ったので、ここでしか買えない商品をたくさん作ったそうです。
「お客様にできるだけビックリしていただいて、喜んでいただきたい」。
ビックリさせられるのは、限定パンだけではありませんでした。
店の半分はグッズなんです
直売所のほぼ半分のスペースを占めていたのは、グッズコーナーです。
パン屋さんなのに、充実し過ぎな品ぞろえ。
のっぽパンのパッケージのデザインそのままの「ものさし」は、長さが34㎝もあります。
のっぽパンと同じ長さなんです。
バンデロール・野田さん:
机に入らなくて困ったという、クレームというかなんというか、そういう声もいただきまして。ちょっと調子に乗ってしまったところがあるんですけれども
その他にもトートバッグやTシャツなど、さまざまなグッズ展開がされていました。
直売所の売り上げの17%がグッズだというから驚きです。
なにを買いましたか?
お客さんにも何を買ったか話を聞いてみました。
沼津市内から来たという男性は、限定のっぽパンを一袋。もう一袋はグッズでした。
沼津市内から来た客:
グッズ(キリンのキャラクターのぬいぐるみ)です。職場の人のお子さんにと思って
別の男性客は、ガーリックとメイプルののっぽ、そして店の人にすすめられた洋菓子のアウトレットを買いました。
別の客
思ったより直売所はこぢんまりしてたんですけど、商品はすごくたくさんあって何回も来たいなと思いました
さらに別の客は、新商品の「富士のほうじ茶ラテのっぽ」と、再発売になったばかりだというボールペンを購入。直売所に来るのは、もう3回目になるそうです。
赤ちゃんを連れた客:
いろんな味が毎月出るので、それが結構楽しみ
限定のっぽパンにのっぽグッズ、ファンにはたまらない工場直売所でした。
ちなみに野田さんは、おでんのっぽ第2弾をぜひ開発したいと意気込んでいました!
【画像】記事中に掲載していない画像もいっぱい! この記事のギャラリーページへ
■施設名 バンデロール工場直売所
■住所 静岡県沼津市西島町20-2
■営業時間 11:00~17:00
■定休 月
【もっと見る! お得な直売所の記事】