静岡市の山中に違法に盛り土を造成した罪に問われた親子に対し静岡地方裁判所は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは静岡市葵区の残土処分会社の元社長の男と、息子で現在の社長の男です。判決によりますと、2人は2005年から2022年にかけ静岡市葵区の日向地区と杉尾地区に県知事の許可なく盛り土を造成しました。
静岡地方裁判所の國井恒志裁判官は「違法に開発された面積は7万平方メートルと広大で、容易に原状回復できず結果は極めて重大」と指摘しました。
その上で2人が反省の態度を示していることなどから元社長のに懲役1年6ヵ月・執行猶予3年、息子の男に懲役8カ月・執行猶予3年、また会社に罰金250万円の判決を言い渡しました。
