富士市

唐揚げもいける!実は名産品だった富士市産カリフラワー「箱入り娘」

静岡・富士市のカリフラワーが、超一流品であることをご存じですか。その名も「富士の箱入り娘」。
実際食べてみると「カリフラワーってこんなおいしいの!?」と衝撃を受けるほどでした。

畑レポート1 大事な一手間「葉折り」

カリフラワーは白さが命で、日焼けして黄色くなったり黒い点があると価値が下がってしまいます。

JA富士市洋菜部会の皆さんの畑では、カリフラワーの日焼けを防ぐために「葉折り」という一手間を加えています。

ポキッと折って葉っぱの日傘

畑レポート2 ベスト収穫タイミング

富士市のカリフラワーはモサモサ感がなく、シャキシャキ、コリコリで身が締まっているのが分かります。通常はより大きくしてから出荷するそうですが、富士市のカリフラワーは一番おいしい時期にこだわって収穫しています。

10月末頃「208」という早生(わせ)の品種から始まり、12月は「輝月(てるづき)」、1月は「雪月(ゆきづき)」という品種が順次、一番おいしい時期に収穫し出荷されます。

生・唐揚げ・なんちゃってご飯

まずは生で実食!アブラナ科でキャベツの仲間ということで、香りはキャベツに近いです。

シャキシャキコリコリの食感と、ほんのり苦味がアクセントになっておいしいです。塩を付けて食べると甘みが引き立ってオススメです。食べ終わった後も口の中に香りが残るようでした。

マヨネーズを付けるのもおいしかったです。生食は採れたて新鮮なものに限ります。

身がぎっしり どこへ包丁を入れようか迷う

次に、唐揚げ!驚愕のおいしさです。生姜しょう油に浸して片栗粉をつけて揚げました。

生でも食べられる柔らかさなので、少ない油でOK。表面がカリッとなれば大丈夫です。身がほぐれる感じが鶏の唐揚げにも遠からず。加熱で甘みが増して、ホクホクでおいしかったです。

カリフラワーの唐揚げ

なんちゃってご飯は、芯も含めてみじん切りにして白米と一緒に炊きます。ちょっと塩もふりかけました。

ご飯:カリフラワーを2:1くらいの割合で炊きましたが、筆者の家族は全く気付かず普段どおり食べていました。ダイエットに良さそうです。

生産者の思い「まがい物は売りたくない」

生産者の藤森守さんは「まがい物は売りたくない。おいしいものを他と同じ値段で買ってもらえるようにしたい」と話します。

藤森流栽培方法を若い人へ伝えている

有機肥料で土づくりにもこだわっていて、甘みとみずみずしさ、そして柔らかさの点でも定評がある富士産カリフラワー。東京のホテルや横浜中華街から仕入れの注文が入るほどで、一流シェフの舌をうならせています。

また学校給食でも取り扱われていて、筆者も以前「カリフラワーのポタージュがおいしかったから家でも作って」と子供からリクエストされたことがありました。

一度食べたら病みつきになりそうな富士産カリフラワー。このおいしさを知らないなんてもったいない!冬の定番野菜として、実家や友人宅への手土産にもおすすめです。

どこで購入できる?

「富士の箱入り娘」の出荷時期は10月から1月です。

■富士の箱入り娘を販売している店
大渕ふる里村(富士市大淵2880)/田子っこ産直市(富士市宮島1230)/田子っこ産直市(富士市宮島1230)/ふじかわ産直市(富士市中之郷724)/かりがね産直市(富士市松岡1078)/岩本山産直市(富士市岩本花木立1605)/ふじのくに楽座市場(富士市岩淵1488-1)

■日によって販売している店
マックスバリュ富士南店(富士市鮫島118-10)/マックスバリュエクスプレス御幸町店(富士市御幸町1-1)/マックスバリュエクスプレス富士国久保店(富士市伝法 大石2028-1)

文・画像/ふじ応援部 ジャスミン

ふじ応援部ウェブサイトで、おすすめグルメ、素敵な人、歴史、イベント情報など、富士市の魅力を発信し、富士市を盛り上げる市民チームです。20~40代の女性が活躍しています。
  • BLOG