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静岡大学の近くにある「定食屋まるやま」が無期限休業を経て、8月1日にリニューアルオープンしました。並を頼むと米一合という、学生さんのお腹を満たす変わらぬボリュームメニューが、また食べられます!
1985年創業!学生の胃袋を満たす定食屋
1985年創業の定食屋まるやま。静岡市駿河区の大谷街道沿いにあり、静岡大学の近くということもあり、学生向けにボリューム満点の食事を提供しています。
創業当初は現在の場所から約300mほど南にあり、目の前には丸山古墳があったので、「定食屋まるやま」と名付けたそうです。
「安くやってやりゃええだよ」。お店を始める際にもらった父からのアドバイスを大切にし、店を続けてきた佐藤榮男さん。
しかし2022年に火事で店が全焼してしまい、相当落ち込んだそうです。
逆境乗り越えて再スタート
それから約1年2カ月。定食屋まるやまはリニューアルオープンしました。
「オープン前から気にして見に来てくれる常連さんもいました。待ってくれているお客さんの後押しのおかげで、父も『やるぞー!』という気持ちになっています」と語るのは娘の友紀さん。
2人の娘も店を手伝っていますが、店主の佐藤さんは持病の腰痛が心配とのことで、オープンからしばらくの間はランチのみの営業です。
いろんな味が楽しめるB定食
定食屋まるやまで1、2を争う人気のメニューが「B定食(並・800円)」!
メインには唐揚げ、コロッケ、イカフライが。それに小鉢とご飯、みそ汁がセットになっています。
ご飯の量は「小・中・並・大」から選べるのですが、小でお茶碗一杯、中でお茶碗大盛り、並でお米1合分、大はそれ以上なので選択は慎重に。
少食の筆者は小がちょうどいいですが、運動部の学生なら並でもペロリと平らげてしまうことでしょう。お腹と相談して決めてくださいね。
唐揚げはお肉が柔らかくてジューシー。
コロッケも、大きくてしっかり厚みもあって食べ応えあり。いろいろな揚げ物が一度に味わえるのが、B定食の魅力です。
手作りにこだわるまるやまでは、唐揚げやコロッケはもちろん小鉢に至るまで全て手作りです。
今の時代は衣付きの肉から何から、業者から仕入れようと思えばなんでも手に入るそうですが、手間暇を惜しまずに作った料理だからこそ、まるやまらしい温かみが感じられる定食になるのだと思います。
腹ペコ学生さん歓喜 このボリュームを見よ!
もう一つご紹介したいのが、人気上位に食い込む「コロッケカレードリア(並・860円)」。
並サイズでお米約1合分のドリアですが、このボリューム感伝わるでしょうか。ご飯の上にカレーがかかり、中心にはコロッケが鎮座。
チーズをたっぷりかけて、こんがり焼いたボリューム満点のドリアです。
まろやかで家庭的な味わいのカレーなので、ふるさとから離れて暮らす学生さんにとっては、実家を思い出す懐かしい味かもしれません。
本当はメニューを減らす予定だったそうですが、「この料理はあのお客さんがいつも食べている。これは、あのお客さんが楽しみにていた」、そんな事を考えていたら減らせなかったそうです。
レシピはなくなってしまったので、佐藤さんの頭の中に残っている記憶が頼り。もしかしたら以前と味が変わったメニューもあるかもしれませんが、変わらぬ思いで再開しているので、ぜひまた定食屋まるやまで食事を楽しんでください。
■店名 定食屋まるやま
■住所 静岡市駿河区大谷1401-1
■問い合わせ 054-237-7284
■営業時間 11:30〜14:00(ラストオーダー)
※しばらくはランチのみの営業
■定休 金・日
取材/よれちゃん