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静岡市の新名物、三保の地下海水で養殖された「三保松さば」。安心して“生”で食べられるサバだから、これまで難しかった白子や肝にもチャレンジできます。静岡市内で食べられる料理をご紹介します。
サバを“生”で安心して食べられる
テレビ静岡アナウンサー・本谷育美:
富士山世界遺産登録から10周年を迎えた2023年、静岡市清水区の三保で新たな特産品が誕生しました。
卵から地下海水で陸上養殖したサバ「三保松さば」です。完全陸養だから、鮮度が落ちやすいことで有名なサバを、食中毒や寄生虫・アニサキスの心配なしに食べられます。
静岡市内の3つの飲食店で、生のサバの提供が始まりました。
静岡市葵区の七間町にある日本料理店「覚弥別墅」で開かれた試食会に参加してきました。
痛みやすいサバを、生の刺身で食べる機会はめったにありません。早速、氷でシャキッとしめたお刺身「氷室盛り(3780円)」をパクリ。
身はしっかりと歯ごたえはあるものの、脂がのっているので、かむごとに柔らかくなって、甘みが口いっぱいに広がります。魚特有の生臭さは全くありません。
続いては、サバの白子と肝、静岡県産のワサビを刺身でくるりと巻いて試食。白子と肝が食べられるのは完全陸養だからこそ。
白子と肝はとろっとしていて濃厚な味わい。ぴりりとした静岡県産の生ワサビがアクセントになって、刺身のぜいたく過ぎる“味変”です。
白子と肝は氷室盛りを注文すると付いてきます。
新食感のサバ料理 瞬間揚げでレアに
そして一番のおすすめは「瞬間揚げ ブルーレア(3780円)」
さばに衣をつけて、油で揚げる時間はたった10秒。少しだけ熱が加わったサバは、ふかふか、ふわふわです。
シンプルに、塩とレモンでいただきます。
とろける味わいで、これがサバかと思うほどの新食感でした。
セットでいろいろな料理を味わえる
サバの釜めしがついた「三保松さば御膳(3980円)」は、三保松さば姿造りと、サバの生フライ等が付いたお得なセット。釜飯はサバの骨などからとっただしを使っています。
さらに三保松さばのすしや土鍋炊きごはんが付いた「三保松さば会席(6800円)」なら、サバ料理を味わい尽くすことができそうです。
三保松さばは、なすびグループの静岡市内3店舗「なすび総本店」「茄子の花 無庵」「覚弥別墅」で、提供が始まっています。2日前までの予約が必要なのでご注意ください。
養殖の数が限られているので、三保松さばを現在食べられるのは、この3店舗のみ。ぜひ皆さんも新たな“静岡の味”を楽しんでみてください。
【画像】三保松さばメニューをもっと見る■店名 なすび総本店
■住所 静岡市清水区富士見町5-8
■営業時間 11:30~14:00 17:00~21:30
■定休 火
■問い合わせ 054-352-1006
■店名 茄子の花 無庵
■住所 静岡市葵区昭和町1-4
■営業時間 11:30~14:00 17:00~22:00
■問い合わせ 054-273-8855
■店名 馳走佰年 覚弥別墅(かくやべっしょ)
■住所 静岡市葵区七間町1-15
■営業時間 11:30~14:00(土日祝のみ) (※平日は8名以上で2日前までに要予約)
17:00~22:00(金土22:30)
■定休 火・第2・4水
■問い合わせ 054-255-3388
取材/本谷育美(テレビ静岡アナウンサー)