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リニア着工容認 “失われた9年” の静岡にとっての意味は? 川勝平太前知事の右腕 難波静岡市長は当時を振り返り「JRの甘さを川勝前知事がしっかり判断した」と評価

7月7日に着工容認が表明されたリニア新幹線について、改めてこちらでみていきます。

リニア着工容認「9年間」をどう見る?

着工を長く認めなかった川勝平太 前知事の腹心であり、副知事として6年にわたりJRとの議論に携わったのが、静岡市・難波喬司 市長です。

その難波市長は、7月8日の会見で「選挙で選ばれている政治家として、JR東海の取り組みは甘いと川勝前知事が価値判断をしっかりされた」と川勝前知事の態度を評価しました。

“失われた9年間”で何が変わった?

静岡では、大井川の水問題などを取り上げた点、環境保全対策につながった点などの評価する声があります。

ただ一方で、一部では「失われた9年」とも指摘されています。

というのも、着工の遅れで工事費用は大幅に増えているからです。

資材費や人件費の高騰などで、2014年の工事開始時には建設費の見通しを5兆5200億円としていましたが、2021年には難工事の増加を理由に7兆400億円に引き上げました。

2024年にはJRが2027年の開業を断念、2025年は資材費の上昇などを受けて建設費の見通しを11兆円に引き上げました。

建設費は当初より約2倍となりました。

リニア開業で静岡はどう変わる?

一方で、JR名古屋駅までのリニア開業によってJR東海は東海道新幹線に余裕ができ、JR静岡駅とJR浜松駅に停まる「ひかり」の本数を1時間に1本から2本に増便するとしています。

増便について、静岡市内で聞いてきました。

女性:
増えたら増えたでうれしい。帰りに急ぎたいときは助かる

男性:
静岡から東京など違うところに行くこともそうだし、東京から静岡に(人が)来てもっと静岡が盛り上がってくれたらいい

男性:
(地域が活性化すれば)うれしいが、ひかりが1本増えるだけで急にそこまでというのは、なかなか難しいと思う

地元経済界には東京が通勤圏内になるため、移住や定住が増えたり、駅周辺の開発が進んだりといった期待感もあります。

一方で大動脈がもう一つできることで、静岡が通過点となることへの懸念も根強いです。

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