目次
子育て中についカッとなってしまう原因は、実は子供ではなく親自身にあります。教育評論家の親野智可等さんが感情的にならない子育てのヒントを伝えます。

テレビ静岡で6月28日に放送されたテレビ寺子屋では、教育評論家の親野智可等さんが親のストレス状態を見直し、自己肯定感を育てる子育て術について語りました。
キレてしまうのは子供のせいじゃない
教育評論家・親野智可等さん:
子育てをしている人なら誰しも「子供を叱りたくない」「感情的になってキレたくない」と思いますよね。
でも、勉強をしない、片付けをしない子供の姿を目の当たりにすると、つい感情的になってしまう。その理由は「子供がちゃんとやらないから」だと多くの人が思い込んでいますが、感情的にキレてしまう原因は、実は親にあるんです。

【親はキレる準備ができている】
仕事や家事に追われてストレスがたまっている親は「キレる準備」ができています。子供は親のそういう状態がわからず、うっかり引き金を引いてしまいます。ストレスがなく自分のメンタルが安定しているときは、子供が全く同じことをしても笑って許せたりしませんか?

しかも、親は「この子のために叱ってるんだ」と自分自身をごまかしてしまう傾向があります。まずは自分に原因があることを理解して、自分の心の状態を認知することがとても大切です。「キレる準備をしないためにどうしたらいいか」を考えていきましょう。
「完璧な子育て」を手放すことが親子関係を救う
【優先順位を見極めよ!ゼロベースで断捨離】
家事も、子育ても、完璧にやらないと気が済まないっていう人がすごく多いんです。自分と子供にとって何が本当に大事なのか、大事だと思い込んでいるものを白紙に戻して考えてみましょう。
子育てで一番優先するべきことは、「親子関係を良くすること」だと私は思います。親子関係が良ければ子供の自己肯定感は自然と上がり、親の言うことにも素直に耳を傾けることができます。

逆に、しつけや勉強を優先して叱ってばかりいると自己肯定感が下がり、親の話を素直に聞けず悪循環になってしまいます。インターネットで検索するといろんな家事の時短方法が出てくるので、自分に合うものを見つけて試してみるのもいいかもしれません。
頑張っている自分を褒めることが明日の笑顔につながる
【自画自賛力を高めよ!親は誰にも褒められない】
勉強や仕事は頑張れば成果が見えることが多いですが、子育てにおいてはいくら頑張っても成果を出すのは自分ではなく子供です。親が褒められることはほとんどないので、ある意味ちょっとむなしいと感じてしまう人もいると思います。

そこで大事なのが自画自賛力。親として精一杯頑張っている自分自身を褒めてください。子育てはやればやるほど終わりがなく、成果も見えなくて、どんな仕事よりも難しいと思います。それを日々やっている、それだけで私は国宝ものだと思います。次の日も笑顔で頑張れるように、たくさん自分自身を褒めてあげてください。

親野智可等:1958年静岡県生まれ。公立小学校で23年間教師を務める。教育現場で親が子供に与える影響の大きさを痛感。教師としての経験と知識を子育てに役立ててもらいたいとメールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行し、評判となる。
※この記事は6月28日にテレビ静岡で放送された「テレビ寺子屋」をもとにしています。
【もっと見る! 「テレビ寺子屋」親野智可等さんの記事】
