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「救助隊員の二次遭難リスクは看過できない水準」 富士山の無謀な冬期登山めぐり対策を遅々として進めない県に再要望 「隊員を失うようなことがあれば救助活動は何のためにあるのか」

要望書を手渡す須藤市長(右・富士宮市提供)

富士宮市の須藤秀忠 市長は5月8日、静岡県の鈴木康友 知事と面会し、閉山期における富士山について、登山を未然に防ぐための仕組みの構築や遭難救助に関わるルールの作成を求めました。

富士山をめぐっては、開山期以外の登山について自粛が呼びかけられていますが、閉山期の遭難事故が毎年後を絶たない状況です。

富士宮市の須藤市長は2025年6月、鈴木知事に対して閉山期の安全に関する要望を行い、対策の強化を求めてきましたが、その後も実効性のある策は打たれず、外国人を中心に軽装登山や無謀な入山が散見されています。

このため、須藤市長は「冬期の富士山は、ひとたび事故が発生すれば救助活動は困難を極め、救助隊員の二次遭難のリスクも看過できない水準に達している」として、5月8日に改めて実効性のある施策を講じるよう知事に要望しました。

具体的には、言語を問わずに危険であることや登山道が通行禁止であることを認識できる警告表示の設置やルールを守らずに入山した登山者に対する厳正な対応の検討など閉山期間中の登山を未然に防ぐための仕組みの構築と県の防災ヘリコプターによって救助された場合の自己負担制度の検討など遭難救助に関わるルールづくりです。

須藤市長は、要望書の中で「救助隊員は市長にとって大切な職員の一員であり、救助隊員を失うようなことがあれば救助活動は何のためにあるのかと無念な心持ちとなる」と述べています。

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