歌手・教育学博士 アグネス・チャンさん
健やか

70歳でミニスカート! アグネス・チャンさんが語る「枯れない」生き方【テレビ寺子屋】

「枯れない」という言葉には、心も体も魂も生命力を失っていないという希望が込められています。歌手で教育学博士のアグネス・チャンさんは70歳になってもミニスカートをはくそうです。それは年齢に関係なく人生を輝かせるためなのです。

テレビ静岡で放送されたテレビ寺子屋
左)テレビ静岡・北村花絵アナウンサー 右)アグネス・チャンさん

テレビ静岡で5月10日に放送されたテレビ寺子屋では、歌手・教育学博士のアグネス・チャンさんが、心も体もしなやかでいるために大切にしていることについて語りました。

日本語の「枯れない」という表現

歌手 教育学博士・アグネス・チャン:
「枯れない」という日本語は、とてもすてきな表現だと思います。そこには「まだ生命力がある、まだ花が咲く」という希望が感じられるからです。

そして人間に対して「枯れない」を使うと、体だけが枯れないのではなくて、心も脳も枯れていない、魂も枯れていないという意味が込められます。

イメージ画像:水を手にする人

自分の人生を振り返ったとき、「枯れないために、心も体もしなやかで元気でいるために、大切にしていることがある」と気づきました。

「枯れない」ために大切なこと

完璧を目指さない 完了を目指す

歳を重ねるうちに「時間には限りがあるのだから、完璧ではなく完了させることを目指そう」と思うようになりました。

例えば、本を一冊書くというのは大変なことで、いろんな言い訳をして後まわしにしてしまいがちです。

イメージ画像:執筆

だから、まずは小さい目標を立てる。例えば、毎日5ページだけ書く。「5ページ書けたらご褒美にアイスクリームを食べよう」なんて思えば、楽しく作業ができます。

最初から完璧を目指さない。小さい目標を小刻みに完了していくと、達成感を感じながら、楽しく日々を過ごすことができます。

過去にこだわらない 未来を見る

「若い頃は良かった…」なんて思いがちですが、過去にはあまりこだわらない。「若い頃に戻りたいですか?」とよく聞かれますが、私は戻りたくないです。

当時は当時でとても楽しかったけれど、今が一番大切。人間の目が後ろにないのは、前を見るためです。

イメージ画像:過去現在未来

生きていたら未来がある。前を向いて、未来へと心を向けて進むことが、年齢に関係なく人生を輝かせてくれると私は思います。

心を硬くしない

長く経験を積むと「自分の思っていることが正しい」と頑固になりがちです。心を硬くせず、人を思いやり、関心を持つことが大切です。

そして人の意見を聞くこと。なぜかというと、人間は何歳になっても成長し続けられるからです。自分の経験が一番正しいと思わず、心をしなやかに柔らかく、新しいものを受け止めてみてください。

イメージ画像:年齢を重ねる男性

おしゃれを楽しむ

私は70歳ですが、時々ミニスカートをはきます。はじめは「この歳でミニスカートをはいちゃいけないかな」なんて思いました。

でも、よく考えたら自分の人生で「今日が一番若い」のだから、明日にはもっとはきにくくなります。着たい服があったら今日着ましょう。

自分の着たい服を着るアグネス・チャンさん

アクセサリーを身に着けるのもいいですね。高価なものでなくても、自分の気持ちを大事にして、自分を楽しむことが大切です。

「おかげさまで」という感謝の気持ち

そして、最後に伝えたいのは、「感謝の気持ちを持つこと」です。

「おかげさまで」という日本語が私は大好きで、「たくさんの人が頑張ってくれているおかげで自分は生きていける」、そう思うとすべてに感謝ですし、生きているだけで幸せだと感じます。

その気持ちがあれば、心も体もいつまでもみずみずしく、しなやかでいられるのではないかと思います。

テレビ寺子屋で講演するアグネス・チャンさん

アグネス・チャン: 香港生まれ。1972年「ひなげしの花」で日本デビュー。上智大学、トロント大学を経て米国スタンフォード大学へ。現在、歌手活動のほか、ユニセフアジア親善大使、日本対がん協会「ほほえみ大使」などとして活躍。

※この記事は5月10日にテレビ静岡で放送された「テレビ寺子屋」をもとにしています。

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