丸1日続いた静岡市清水区の国道1号バイパスでの通行止め。4月29日夜遅くに解除されましたが、東西の交通網の“急所”への不安が浮き彫りとなっています。
丸1日ぶりに通行が再開された清水区の国道1号バイパス。
コンクリートがはがれた箇所や周辺には防護ネットが張ってありました。
4月28日夜、清水区の国道1号・富士由比バイパスで斜面2カ所からはがれたコンクリート片。
現場では車4台がパンクするなどの被害を受け、“大動脈”国道1号が通行止めとなりました。
道路を管理する静岡国道事務所はネットの設置や点検が完了したとして、発生から約24時間経った29日午後11時過ぎに通行止めを解除しています。
1日での解除に胸をなでおろすのは地元の住民です。
滑落現場から3kmほど東にある清水区由比の飲食店・あおぞら。
サクサク、フワフワのサクラエビのかき揚げが人気のお店ですが、ゴールデンウィーク初日の29日は「通行止めの影響で店に来られない人もいたのではないか」と話します。
あおぞら・宇佐美貴恵子さん:
渋滞が無かったらもうちょっと来てくれたかなと思ったけど。(ゴールデンウィーク)初日から「えーっ」と思った。でも、きょう通ってくれたので良かった
一方で、懸念が消えないのは周辺に逃げ道がないこと。
バイパスが通行止めになれば1本奥にある生活道路も麻痺します。
あおぞら・宇佐美貴恵子さん:
やっぱり動けなくなっちゃいますよね。みんな「不便だよね」と言っている。いい方法で動けるように、逃げる道を作ってもらえたらありがたい
実際に“逃げ道”がないため、29日、国道事務所が提案したのは山梨との県境近くまでぐるっと山側を回る迂回ルート。
通過には1時間以上がかかるルートです。
さらに、滑落が起きた場所の周辺は狭い海岸線に国道1号バイパスと東名高速道路、それにJR東海道線が並走しています。
「何かが起きればすべてが止まる」まさに静岡の大動脈の“急所”。
復旧したものの崩落の懸念は消えず、地元からは状況の改善を求める声が上がっています。
