中東情勢の悪化による原油価格の高騰は街のクリーニング店にも大きな影響を及ぼしています。こうした中、元々は有料だったものを無料にした“あるサービス”が人気を集めています。
静岡県内で80店舗以上のクリーニング店を展開するピュアクリーニング。
衣替えシーズンの今、この工場では県内各地の店舗で預かった衣類を1日に1000枚ほどクリーニングしています。
ホワイトウィングスマネジメント・小板聡明 営業本部長:
(この時期は)他の季節・月と比べ2倍以上の依頼があるので、時期的には一番忙しい時に一番の原油高が重なった。最悪の状態ですね
衣類を乾燥させるための熱風や仕上げに必要なアイロンの蒸気を発生させるボイラーの燃料は重油です。
この工場で消費するのは1日100L~200L。
中東情勢の悪化以降、急な値上がりとなり繁忙期と重なったことで大きな痛手となっています。
ホワイトウィングスマネジメント・小板聡明 営業本部長:
(軍事作戦が)始まってすぐに1.3倍くらい上がり、1週間後には1.5倍になって、今そのまま高止まりしている状態。ここに2000L入るので、早い時には半月くらいでこれがなくなってしまう
ホワイトウィングスマネジメント・小板聡明 営業本部長:
きょうから始めた保管庫の工場になります
こうした中、いま推し進めているのが冬物衣類の無料保管サービスです。
洗浄・乾燥した衣類を適切な温度・湿度に調整された専用の保管庫で、最長8カ月預かります。
利用客に渡す時期が近づくと、アイロンがけなど仕上げ作業にとりかかります。
これまでは有料でしたが、繁忙期の作業の分散になることに加え、重油の価格が高い今、経費の軽減にもつながればと期待しています。
ホワイトウィングスマネジメント・小板聡明 営業本部長:
急ぎでない洋服は、汚れているものは(洗浄・乾燥して)ちゃんと管理し、 “先送り”ができればいいなと。そこで経費管理し、利用客も無料で預かることで、お互いのメリットが出せればいい
3月20日から無料サービスを始め、すでに1万着以上の受付があり新しい保管庫の稼働を1週間ほど前倒しています。
ただ、原油価格の先行きは不透明で、まずは中東情勢の改善を望んでいます。
ホワイトウィングスマネジメント・小板聡明 営業本部長:
我々もなるべく値上げをしないようにしていくために、いろいろなサービスを利用客にとっていいものを提供できればいいなと。あとはこの原油高が終わり、一刻も早く昔みたいな状態に戻るといいなと
原油の供給不安による影響が広がる中で、さまざまなところでその対応が求められています。
