役目を終えたランドセルを新たな形に作り替えるワークショップが行われました。
小さく見える、使い込まれたランドセル。
3月29日、穏やかな春の日差しのもとに集まったのは小学校を卒業したばかりの子供たちです。
ヒノキクラフト・田口貴俊さん:
ランドセルときょうが最後のお別れ。新たに形を変えて、皆さんの生活に寄り添ってもらうイベント。6年間の思い出と感謝の気持ちを込めて、一つひとつ丁寧に作業していきましょう
この日行われていたのは、6年間使ったランドセルをリメイクするワークショップ。
ミニバスケットボールチームの卒業記念として、共に汗を流した仲間たちが集まりました。
まずは、ランドセルのふたの部分“かぶせ”を外していきます。
その後、工具を使って穴を開けたり、ハサミで切って大きさを調整したりと、親子で協力しながら作業すること1時間。
フレームをつけて完成したのは、ランドセルの面影が残るスツールです。
脚の部分にはチーム名と名前、そして背番号が書かれたお揃いのプレートがつけられました。
卒業生・岡本彩里さん:
今まで使ってきたランドセルなのでとてもうれしい。これからも大事に使っていきたい
卒業生・小長谷栞里さん:
バスケを一生懸命やってきた時間が長かったから、勝ったことや負けたこと、きつい練習を思い出しながら作ってしみじみした
栞里さんの父・小長谷陽さん:
みんな仲良く一生懸命やってきていたので、最後にすごく良い記念になって良かった。せっかくこのメンバーでやってきたので、仲間を大事に大きくなってもらいたい
ワークショップを開いた家具メーカー・ヒノキクラフトでは7年前からランドセルのリメイクを行っています。
ヒノキクラフト・岩本雅之 取締役:
消耗品ではなくて、一生使えるものにランドセルリメイクしようとデザインが始まった
スツール以外にも時計やフォトフレームなどにもリメイクすることができ、ランドセルを買ってくれた祖父母へのプレゼントとしても人気があるといいます。
ヒノキクラフト・岩本雅之 取締役:
ランドセルというものは他のものよりも非常に愛着が込められていると痛感する。人間が一つひとつ思いを込めて作っているので、ずっと大切に使ってもらえれば
6年間を共に歩み、かけがえのない思い出が詰まったランドセル。かたちを変え、これからも子供たちのそばに寄り添い続けます。
