切ったオレンジ風味しめさば
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【焼津・マルイ水産】「オレンジ風味しめさば」港町で出会った唯一無二の逸品 酸味和らぎしっとり

港町、静岡・焼津市を散策していると、1台のトラックに書かれた文字が目に飛び込んできました。「オレンジ風味しめさば」。その意外な組み合わせを味わってみましょう!

【画像】マルイ水産販売所のメニュー表 この記事のギャラリーページへ

八雲通りで発見「オレンジしめさば」トラック

怪談などで知られる小泉八雲が避暑地として過ごした、歴史情緒あふれる八雲通りを散策しています。

八雲通りと新みなと通りの交差点を越えてすぐのところに、水産会社があります。その一角に止まっていたトラックに、目を引く文字が書かれていました。

マルイ水産にとまっていたトラック 背面には「オレンジしめさば」の写真

「オレンジ風味しめさば」。

しめさばは食べたことがありますが、オレンジ風味とは? トラックには、オレンジに埋もれるサバの写真。

建物に近づいてみると看板があり、「手造りオレンジ風味」「マルイ水産製造販売所」と記されています。

マルイ水産の外観

「販売所」ということは、ここで買えるのかも。これは食べてみるしかないと、突撃取材を敢行しました。

焼津港・小川港のサバを扱うマルイ水産

扉を開けると小さなカウンターがあり。商品のメニュー写真が貼られています。

マルイ水産は焼津・小川港で水揚げされる魚を扱う会社で、サバの取り扱いが多いそうです。

オレンジ風味のしめさばのメニュー表

マルイ水産・鈴木博丈さん:
水産関係で、近くに焼津港と小川港があるので、そこで揚がった魚をスーパーなどに納品したり、加工して製品化しています

その看板商品こそが「オレンジ風味のしめさば(600円)」なのです。

マルイ水産・鈴木博丈さん

唯一無二の「オレンジ風味しめさば」とは

サバは焼津での水揚げが多い魚ですが、なぜサバとオレンジが結びついたのでしょうか。

マルイ水産・鈴木博丈さん:
基本的に塩と酢とオレンジしか使っていません。普通に漬けてしまうと酢の酸味がちょっと強くなってしまうので、それを和らげるためにオレンジを入れています

オレンジ風味しめさば
オレンジ風味のしめさば(1枚・600円)」

使う材料は、塩・酢・オレンジのみというシンプルな構成。しかしそのシンプルさの中に、こだわりがありました。

マルイ水産・鈴木博丈さん:
脂が乗っているかや、鮮度、色合いには自信を持っているので、あえて浅漬けで作っています

断面を見ると、下は白く、上はピンク色です。これが浅漬けならではの特徴だといいます。

しめさばの断面

実際に口に入れると、しっとりとした食感に驚きました。臭みがなく、かむごとにオレンジのほのかな風味がじわりと広がります。オレンジは酢の酸味を消す目的で入れているので、前に出すぎないようにしています。

さらに、オレンジの汁を搾ってかけて食べると、まるでしょうゆの代わりのように、また違った味わいになりました。オレンジのちょっとした甘さも加わります。

オレンジを搾ってしめさばにかける

この商品は、もともと自分たちで楽しむために作って食べていたそうです。しかし、おいしいため、商品化しようということになりました。

脂乗り抜群のブリ大根

もう一品のおすすめは「ぶり大根(500円)」です。2025年に、小川港で脂の乗ったブリが豊漁だったことをきっかけに生まれました。

レトルトになっていて、茶色い煮汁にたっぷり漬かった肉厚の切り身が目を引きます。漂う香りも食欲をそそる一品です。

ぶり大根(500円)

マルイ水産・鈴木博丈さん:
アクが出ないように塩水で下処理をしてからタレ漬けし、臭みが出ないようにしています

魚の風味を殺さないよう調合したタレ。丁寧な下処理。素材だけに頼らない加工の技が光ります。

下処理を施したブリ

焼津・小川港の恵みを最大限に生かした「手造りオレンジ風味しめさば」と、豊漁のブリを使った「ぶり大根」。どちらもマルイ水産のこだわりが詰まった逸品でした。

■企業名 マルイ水産 
■住所 静岡県焼津市北浜通78-1
■営業時間 8:30~17:30
■定休 火・土
■問合せ 054-621-1112


【詳しく見る】マルイ水産のHP

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