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静岡県は東日本と西日本、どちらに属するのでしょうか。実は明確な答えがなく、非常に曖昧な問題です。そこで、東西で異なる食文化を手がかりに、街行く人々へ聞き込み調査を実施しました。
【画像】NTTの東西区分はどこ? 記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ「東日本」「西日本」 実は曖昧な静岡の立ち位置
日本列島を東と西に分ける場合、東京は東日本、大阪は西日本というのは誰もが直感的に納得できる話でしょう。しかし、静岡県の場合はどうでしょうか。
気象庁のエリア分けでは静岡は「東日本」に入ります。

電源の周波数で分けると富士川が境界となり、静岡県内で「東日本」と「西日本」に分かれます。
さらにNTTの管轄地域で分けると「西日本」となります。
つまり、どの基準を使うかによって答えが変わってしまうのです。

街行く人たちに聞いてみても、意見はさまざまでした。
ある人は「静岡県西部が西で、東部が東だと思っています」と話し、また別の人は「東日本だと思う。東京に近いから」と話します。
東日本派・西日本派が入り交じり、静岡県民の間でも明確な共通認識はないようです。
食文化で勝手に判定 30人に聞き込み調査
そこで、今回は東西の食文化の違いを手がかりに、静岡が東西どちらに属するのかリサーチしました。
「肉まん」か「豚まん」か?
まず参考にしたのは“豚肉入りの中華まん”の呼び方です。東日本では「肉まん」、西日本では「豚まん」と呼ぶことが多いとされています。写真を見せながら、何と呼ぶかを街行く30人に聞いてみました。

女性2人組は2人とも「肉まん」と即答。“東日本派”でした。
一方、伊豆在住の夫婦は夫が「豚まん」、妻が「肉まん」と回答。妻は埼玉県出身とのこと。夫は「大学時代に西の友人が多く、みんな『豚まん豚まん』と言っていたから影響された」と話します。これは、どっち派なのか判断がつきません。

別の男性は「自分だったら中華まんと呼ぶ」と答え、東でも西でもない新しい切り口を提示。
30人への聞き込みが終わってみると、「肉まん」と答えた人が27人、「豚まん」と答えた方が3人。圧倒的に「肉まん派」が多く、この結果からは静岡は東日本寄りという傾向が見えてきました。

カレーは「豚」か「牛」?
続いての調査は、カレーに入れるお肉についてです。東日本では「豚肉」、西日本では「牛肉」を使うことが多いとされています。同じく30人に聞き込みを行いました。

ある男性は「豚肉」とすぐに回答。うどんのだし汁も静岡では関東風なので、東日本だと思うと話していました。
伊豆出身の女性3人組は、3人とも「豚肉」と回答。JR東日本が熱海までを管轄していることも、東日本だと感じさせると話しました。
一方、「牛肉」と答えてくれた女性もいました。
静岡出身 女性:
父が大阪なんです。母がカレーに牛肉を使っていたからです

家庭環境が食文化に影響を与え、静岡に住んでいても西日本の食習慣を持つケースもありました。
30人の調査結果は豚肉が25人、牛肉が5人。カレーのレシピで考えても、静岡は東日本寄りという結果になりました。

暫定結論は「東日本」 ただし西部はまた別の話かも?
ということで2つの食文化調査を通じ、静岡は「東日本」という結果が出ました。
ただ、今回の調査中には「静岡県西部に行ったら反応が変わるのではないか」という声も上がりました。静岡は東西に長く、地域によって文化的な傾向が異なるためです。

今回の結論はあくまで“暫定”東日本。静岡の東西問題は、簡単には白黒つけられない複雑さを持っています。西部を含む調査を行えば、また違った景色が見えてくるかもしれませんね!
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