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熱海土石流訴訟 被災者が証言台で語った苦しい胸中…発災から続く「地獄」の日々

静岡県熱海市で起きた土石流災害をめぐり、遺族や被災者が起こした裁判で、3月25日に初めて被災者たちが証言台に立ちました。明かしたのは「地獄」と表現する胸の内です。

村田彬 記者:
原告団が地裁沼津支部へと向かいます。これから被災者や遺族への尋問が始まります

裁判所へと入っていく遺族や被災者。裁判が始まってから4年、25日初めて遺族が証言台に立ちました。

2021年に熱海市で起きた土石流災害。

被災後、遺族や被災者が起こしたのは、違法な盛り土をした前と今の土地所有者、それに県や熱海市などに損害賠償を求める裁判です。

2月24日からは当事者や間係者への尋問が始まりました。

しかし法廷では、証言や認識の食い違いがみられるなど、責任の押し付け合いともいえる状況となっています。

こうしたなか、25日から始まったのが被災者に対する尋問。証言台に立ったのは、当時44歳の長女を亡くした小磯洋子さんです。

長女は夫と4歳の娘とアパートに住んでいましたが、アパートごと流されました。

長女を亡くした小磯洋子さん:
「隣の川の勢いがすごくて怖い」って娘が伝えてきたので、「うちに来な」って伝えました。しばらくしてアパートがどうなっているかって(消防に)聞いたら「ありません」って。そこから地獄です。真夏に2週間埋まっていた娘は傷み始めていて、触ることも抱きしめることもできませんでした。(火葬された)骨の小さなかけらを拾って食べました。娘が私のところに帰ってきてくれると思って食べました

また、母親を亡くした田中彬裕さんは行政への怒りを現します。

母親を亡くした田中彬裕さん:
(午前)11時10分くらいに普段と変わらない様子で日常会話をしました。最後に電話したのは11時40分くらい。一言「助けて」と言っていた。「どうした」と言ってもザーッと音が鳴っているだけだった。原因を作った人、防げなかった人たちに、とても怒りを感じます

裁判後、会見に応じた遺族は…

長女を亡くした小磯洋子さん:
これははっきりした人災なので。苦しみとか悲しみとかは、これからも死ぬまで続くんだろうなと思っています

多くの遺族や被災者が責任を明らかにしてほしいと願うなか、裁判は7月17日に結審する予定です。

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