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静岡・菊川市にある「サングラム菊川店」は本格的なお茶が楽しめるカフェです。2025年のリニューアルオープンで新たに誕生した「はなれ」では、本格お茶体験ができるんです。お茶どころ菊川ならではのパフェも堪能しました。
【画像】「はなれ」のお茶メニュー表を画像で! この記事のギャラリーページへ明治創業「丸松製茶場」がプロデュース
今回の舞台は菊川市。都市開発が進む、菊川駅周辺を散策しています。
JR菊川駅から南西へ2分ほど歩くと、オシャレでスタイリッシュな外観が目に留まりました。

菊川市堀之内にある「サングラム菊川店」は、1899年(明治32年)創業の老舗「丸松製茶場」がプロデュースするカフェです。
のれんのデザインは「山」と「g(グラム)」をあしらったロゴマーク。店名のサングラムに関係ありそうですが、さっそく中に入って尋ねてみましょう。
2025年3月にリニューアルオープン
店内へ入ると、スタッフのみなさんが出迎えてくれました。
サングラムは2015年から営業していますが、1年前にリニューアルしたばかりだそうです。

店内は、木の温もりが感じられ優しい雰囲気です。
商品棚に並んでいるのは、種類豊富な茶葉。入ってすぐがお茶のショップで、奥に行くと庭が見えるカフェスペースになっています。

店名「サングラム」の由来について聞いてみました。
サングラム・スタッフ:
毎年新茶の時期になると、お茶を3gで拝見(審査)するんです。そこからすべてが決まる、ということでサングラムという名前になりました

パッケージの色で味がわかる菊川茶
サングラムでは、カフェメニューが楽しめるのはもちろん、気になる茶葉の試飲もできます。
菊川のお茶として紹介されたのは5種類。「菊川緑」「松の春」といった名前がそれぞれに付いています。

パッケージのカラーが黒に近いほど「うま味成分」が強く、緑に近いほど「苦みの成分」が強いそうで、味の違いがグラデーションで表現されています。
菊川茶の一番人気は、真ん中の「天心(てんしん)」。うまみと苦みのバランスが取れたお茶です。

一番うま味成分の強い「天上の松(100g・2160円)」から味わってみます。
苦みもありますが、うま味が際立っています。

続いて、うま味と苦みのバランスがとれた「天心(100g・1080円)」を飲んでみます。
「天上の松」と比べると、あっさりしていて飲みやすいです。

次は、一番苦みが強いとされる「菊川緑(100g・432円)」。
苦みはありますが、渋みが残りにくく、飲みやすさは意外にも一番でした。
飲み比べることで、3種類それぞれの個性を知ることができました。

店の一番人気は「浜茄子紅茶」
店の一番人気は、ピンクのパッケージが印象的な「浜茄子紅茶」というオリジナルブレンドの紅茶。ティーバッグ3個入りで756円です。
和紅茶に浜茄子(はまなす)の花びらと実、そして「甘茶(あまちゃ)」をブレンドしてあります。

一口飲むと優しい甘さが広がり、まるで砂糖が入っているかのようです。
しかし、砂糖は使っていません。甘茶による天然の甘さだといいます。

サングラム・富澤詩乃さん:
甘茶というアジサイ科の植物ですが、天然の甘みがあります
まるでハチミツを入れた紅茶のよう。ダイエット中で甘いものを控えている人へのプレゼントにも最適です。
お茶だけでなく、見た目も華やかでかわいい和菓子「葉包(9個入り・2376円)」もありました。手土産などにもぴったりです。

「一生分を飲み尽くした」
それぞれの茶葉に適したお茶の入れ方が、パッケージの裏に記載されていました。
お湯の温度や蒸らす時間など、茶葉ごとに違う飲み方のおすすめは、スタッフ全員で研究して書き上げたもの。研究の末にたどり着いた、お店こだわりのレシピが記されています。

研究に加わった1人、ブランドマネージャーの富澤詩乃さんは、「職場で一生分のお茶を飲み尽くしました」と笑います。
なんともぜいたくな職場環境、うらやましいです。

裏庭の「はなれ」で本格お茶体験
試飲を終えると、富澤さんが裏庭の一角にある建物を指して「中は想像と全然ちがいますよ」と言います。
そこにはまっ黒い四角い建物が庭を挟んで立っていました。本格的なお茶体験ができる「はなれ」です。

中に入ると、ヒノキのいい香りが漂っています。
「お茶を通して生活を豊かに」をコンセプトに2025年にオープンしました。

サングラム ブランドマネージャー・富澤詩乃さん:
お茶のコースがメインです。今は、パフェを推しています
「はなれ」では、複数のお茶とお菓子がコースで楽しめます。
おすすめは「有機抹茶とキャラメルナッツのパフェ」。

パフェが楽しめるコースを注文
パフェが楽しめるコース「果宵の冬(2200円)」を注文することにしました。
セットのお茶は、抹茶か季節のお茶から選べます。お濃茶ラテ・焙じ茶ラテはプラス200円です。
抹茶は目の前で点ててくれる

抹茶は、目の前で点ててくれます。カウンター席に座って、その様子を静かに眺めていると、心が落ち着きます。
「お濃茶(こいちゃ)ラテ」は、仕上げに目の前でユズを削ってくれます。
金箔とユズがアクセントで、見た目も華やかです。

バニラビーンズを隠し味に加えた一杯は、まるでスープを味わっているような感覚でした。
ユズの香りがほのかに漂い、豊かな風味が広がります。

メインは「有機抹茶とキャラメルナッツのパフェ」
そしてメインの「有機抹茶とキャラメルナッツのパフェ」が運ばれてきました。
見た目はまるでアート作品のよう。食べるのがもったいないくらい美しい仕上がりです。

トッピングされたチョコレートには、銀箔のシュガーが乗っています。そのジャリっとした食感もアクセント。
チョコレートはビターな味わいです。

抹茶アイスは地元のジェラート店に抹茶を持ち込み、特別に作ってもらったものを使用しています。
甘いだけでなく、しっかりとお茶のうまみが感じられます。

グラスにふたをするように置かれたチョコレートのサブレも、いい苦みがありました。
サングラム・富澤詩乃さん:
甘ったるくならないようにバランスを考えて作りました
グラスの中には店内で手作りしたグラノーラ。さらにキャラメリゼされたナッツやキャラメルソースが入っていて、すべてが絶品です。

「アマレッティ」というナッツの焼き菓子も入っていました。チョコレートサブレとアマレッティは、近くの焼き菓子店で特注したものだそうです。
それぞれが見事に調和していてぜいたくなパフェです。

さらに一番下には、店内で仕込んだ「抹茶の葛アイス」も入っていました。
サングラム・富澤詩乃さん:
自分が食べたくないものを入れない、ということにこだわっています
甘いものを食べながらも、体にいいモノを食べている感覚になれる、そんなパフェでした。

菊川茶の魅力を丁寧に伝えてくれるサングラム。少しぜいたくに「はなれ」で本格的なお茶体験をしてみてはいかがでしょうか。「はなれ」は予約をしてから行くのがおすすめです。
■店名 サングラム菊川店
■住所 静岡県菊川市堀之内1-1
■営業時間 10:00~18:00
■定休 水※祝の場合は翌日
■問合せ 0537-36-1201
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