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勾留中の被疑者の逃走許すも懲戒処分は”たった1人”だけ 今春退職予定の富士宮署警務課長が減給処分に 静岡県警が“トカゲの尻尾切り”? 監視していた警察官を含む関係者15人は訓戒や口頭注意に留まる

静岡県警察本部

勾留中の男が入院先の病院から逃走した事件をめぐり、静岡県警が関係者に対する懲戒処分を行いました。

スーパーマーケットから食品を盗んだ罪などで起訴されていた自称・会社役員の男(54)は、富士宮警察署に勾留されていた際に自らの腹を箸で刺したため伊豆の国市にある病院に入院し、その後、2025年12月に警察官の隙を見て病室の窓から逃走しました。

この事件をめぐっては、本来複数人で行うべき病室内の監視を1人で行っていたほか、手錠の装着方法が不十分だったことが静岡県警の調査で明らかになっています。

こうした中、県警は3月19日、富士宮警察署の警務課長(60)について「留置主任官であるにもかかわらず、逃走防止に関する指示を具体的かつ十分に行わなかった」として、同日付で減給(100分の10・3カ月)の懲戒処分を行いました。

ただ、この警務課長については、県警が3月11日に発表した春の定期人事異動の中で、今春退職することが発表されています。

県警によると、警務課長は「地域の住民・関係者に不安な思いをさせてしまい大変申し訳ないと思う。現場任せな指示をしてしまい多くの人に迷惑をかけた」とコメントしているということです。

一方、男が逃走した際に監視を担当していた警察官や富士宮警察署の署長・副署長を含む関係者15人については訓戒や口頭での注意に留まっています。

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