かつては浜名湖観光の目玉とも言われたアサリの潮干狩り。ここ数年は不漁が続き観光潮干狩りを中止としてきましたが、2026年は全面的に禁止されます。

落合健悟 記者:
このエリアではかつては観光客、最近では地元の人が潮干狩りを楽しんでいましたが今年はその姿を見ることはありません
浜名漁協・渥美敏 組合長:
2026年3月から全面禁漁といたします。浜名湖のアサリは挽回するにはもう“元種”が無さすぎる
2月5日、浜名漁協が発表したのは観光潮干狩りの8年連続の中止、そして、例年3月から解禁となるアサリ漁の禁漁です。

特産のアサリをとる潮干狩りは浜名湖の観光の目玉で、1980年代には5月から8月にかけて約30万人が訪れていました。
2009年には約6000トンの漁獲量がありましたが、水温上昇によるクロダイの食害増加など減少傾向は顕著で、2024年180kgと壊滅的な状況に。
さらに、2025年はなんとゼロ。
浜名漁協は2025年まで7年連続で中止していた観光潮干狩りに加え、これまで一定のルールの下で認めていた浜名湖でのアサリ漁は漁業者以外全面禁止を決めました。
アサリ漁師もここ2~3年はかなり苦しい状況だったと語ります。
浜名漁協 採貝組合連合会・鈴木秀輔 会長:
(2~3年前は)5分漁をして2~3粒しか入らない。もうそのころから絶望的な状況。(漁に)出れば出るだけ赤字

ただ、漁協も手をこまねいてたわけではありません。
まだ未成熟な貝・稚貝をかごの中に入れ、植物プランクトンが豊富な場所に吊り下げて成長を促す垂下アサリの養殖。
さらには地元の光学機器メーカー・浜松ホトニクスが協力し、光を当てて育てる室内養殖など資源回復の可能性を探っていますが打開策は見えていません。
浜名漁協・渥美組合長:
みなさんがアサリの味を忘れる前になんとか取り戻したい、供給していきたい
漁協では親貝の保護などとともに5年程禁漁を続けれていけば効果が出るのではないかと考えているということです。
浜名湖でアサリが再び獲れるようになるのか。
今回の決断の効果が注目されます。
