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静岡市葵区の静岡浅間神社は、2026年1月現在、「令和の大改修」が進行中です。普段は幕に覆われて見ることができない改修現場の内部に初潜入しました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ参拝者で賑わう歴史深い神社
JR静岡駅から車で北へ約11分。赤鳥居が目印となる静岡浅間神社は、地元の人々から“おせんげんさん”の愛称で親しまれています

境内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが広大な敷地。富士山の絵馬も奉納されていて、静岡ならではの雰囲気が漂っています。
街中にありながら緑が深く、たくさんの社が建っています。
手水舎で掃除をしていた日下部元樹さんに話を聞きました。

静岡浅間神社・日下部元樹さん:
全部で7社あります。本社が3社あり、神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社、大歳御祖(おおとしみや)神社です。境内社の4社を合わせて、7社全部で静岡浅間神社です
その歴史は驚くほど古く、一番古い神部神社が約2100年前、浅間神社が1100年前からあります。

健康、合格祈願、厄除け、商売繁盛など、さまざまな祈願ができる神社として参拝者で賑わいます。企業関係者も多く参拝するそうです。
2026年の注目スポット「叶え馬」
静岡浅間神社には、2026年に特に注目を集めるスポットがあります。
それが「叶え馬」です。叶え馬は願いが叶うといわれる木彫りの馬のこと。
静岡浅間神社・日下部元樹さん:
絵馬を書いて納める人が多く、神社だけでなく叶え馬にお参りする人も多くいます

それならと、数種類の絵馬の中から「叶え馬」にちなんだ、ニンジンの絵馬を選んで願い事を書きました。
日下部さんに案内され向かったのは石鳥居の入口近くにある神厩舎です。そこには想像以上にリアルな木彫りの馬がいました。神馬(しんめ)といいます。

静岡浅間神社・日下部元樹さん:
徳川家康公が静岡浅間神社に奉納したお馬さんがあり、それを模して徳川家光公が左甚五郎(ひだりじんごろう)に作らせたという伝えがあります
この神馬に一心に祈れば、願いが叶うとのこと。ぜひ「叶え馬」にも祈願してはいかがでしょうか。
大拝殿の大改修現場へ潜入!
参拝中、境内からカンカンという音が聞こえてきます。足場が組まれ、幕で覆われた建物がありました。

2026年1月現在、大拝殿(おおはいでん)で進行している「令和の大改修」です。
この大改修の内部を特別に見せてもらいました。
幕の中に入ると、広い空間の中で多くの職人が作業をしていました。

清水建設・落合一真さん:
大拝殿の内部では、扉のうるしの塗り替え工事をやっています
大拝殿の外周、ブルーシートが張られた場所には、元々扉がついていました。取り外された扉は、いままさに修復作業の真っ最中です。

清水建設・落合一真さん:
扉は3種類ほどあり、いまやってるのが蔀戸(しとみど)という扉です
いま取りかかっているのは、古いうるしの塗膜をかき落とす作業とのこと。古いうるしを一度すべて落として、また新しく塗り直すそうです。

うるしの塗り替え工程は、扉1枚につき多いもので29工程もあります。木の傷み具合を確認しながら慎重にうるしを剥がし、その後、何度も何度も塗り重ねていきます。
置いておく時間もありますが、1年ほどかかります。
重要文化財とあって、現場には凛とした空気が張り詰めていました。
貴重な天井絵の修復現場

大拝殿の天井絵は全部で10枚ありますが、取り外して修復を行なっています。
普段は6m以上の高さにある天井絵が、今は目の前に。触れられる距離にある江戸時代から伝わる貴重な絵は、間近で見ると迫力があります。

清水建設・落合一真さん:
剥がれかけている塗膜を接着し直し、以前の修理で補修紙が絵に貼られてるものがあるので、そちらを張り替えて直す工事です
竜や天女が描かれた天井絵の数々。これらが丁寧に修復され、再び天井に戻される日が待ち遠しいです。

「令和の大改修」は、2029年から2030年頃の終了を予定しています。長い年月をかけた修復作業を経て、静岡浅間神社はさらに美しい姿を見せてくれるでしょう。
■スポット名 駿河国総社 静岡浅間神社
■住所 静岡市葵区宮ケ崎町102-1
■授与所 9:00~17:00
■問合せ 054-245-1820
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